権現山を登る・洞が岳 [997m]
登山口 → 水場(約15分)
山頂は駐車場脇の砥用町東部浄水場を左手に直進して行く。
右手棚田は既に休止され、聞けばどんぐりの木が植えられ、これはしいたけ栽培に使うものだという。
左手にはお茶が植えられ、そこには
鉄製の案内板
が立てられ「山頂まで1.6km」と案内されている。
すぐ先の左手には、ヒノキが植林され、右手に棚田の石垣を見て南の方へゆるやかに登って行く。
道は、この時期両脇から草が生え踏み跡を狭くしている。
右手の棚田は、手入れされることはなくススキに覆われ、穂が風に波打っている。
少し行くと、左手はスギ林に変わり、小石混じりの細い道を登っていく。
道には、枝打ちされたスギの小枝が厚く積もり人の気配を感じる。
ゆるやかな登りは少し傾斜を増し、左手へ薄暗いスギ林の中に目をやると、コケむした岩が多い。
スギ林の中の狭い道は露岩や小石が多く、両脇ともスギ林となり日差しは遮断され薄く暗い。
少し行くと足元には雑草が生え、人一人通れるほどの狭い道に変わりゆるやかに登っていく。
少し登ると、 左手は
深い谷
になり底には岩が多く、この時期水の流れは見られない。
駐車場から7〜8分も過ぎたところ、スギ林の道は谷と分かれるように右手へカーブし、急坂を登って行く。
その右手角には
小さな案内板
が立てられ「権現山」と赤い文字で書かれ山頂を案内している。
左手には鉄製の案内板も立てられているが、錆びついて文字は読み取とれない。
権現とは、仏が民を救うためいろいろな姿になって現れてくるものと解されており、洞ヶ岳は権現山と呼ばれている。
さらに石段のような段差を越えると傾斜はゆるむ。
道には、枝打ちされた
小枝が多く散乱
し、踏み跡を分かりづらくしている。
その分、手入れされたスギ林は見通しもよく見るだけで気持ちいい。 スギ林の中の道は徐々に傾斜を増してくる。
左手には沢と呼べるものではないが、小石が露出し湿気を含んだ雨期に流れる小さな水路のようなものが確認できる。
さらにスギ林の中を蛇行しながら急坂を登っていく。
幹には、赤や黄色のビニールテープが巻かれ山頂への道を案内してくれる。
途中、道は右手にカーブするが、直進する薄い踏み跡もある。
どちらを行ってもいいが、直進する道は少し登るとミゾ道になる。
ここを右手に取り、すぐ左手へ登っていくと左手ミゾ道と一緒になる。
急坂はさらに続く。
急坂は疲れる前に足を休めたほうがいい。
左手には、ケルンなのか石が積み重ねられている。
さらに、小石の多い狭い道を蛇行しながら急坂を登っていく。