岩稜を行く・三国山 [1018.1m]−国見山 [993.8m]
三叉路 → 国見山(約20分)
三叉路を右手へ下れば、鹿北町から岳間渓谷を経由してきた登山口へ通じている。
ここから山頂までは、10分余りのドラマチックなコースを残すだけで、少し足を休めると良い。
国見山頂に立つだけなら右手のコースが距離は短い。
国見山頂へは、左手へ登っていく。
少し登ると、道は右手へカーブし傾斜をゆるめ歩きやすくなる。
道には
落ち葉
の上に小枝が散乱している。
すぐ傾斜をゆるめゆるやかに下り、またゆるやかに登りはじめる。
しかし足に感じるほどではない。
三叉路から3〜4分も行くと、正面に
目印のような岩
が目に付く。
その脇には、見慣れた黄色い案内板が立てられ「山頂まで5分 人吉・かめさん」と案内してくれる。
その岩を左手に見て、ほぼ平らな道を行く。
岩から1分余り行くと、正面に
大きな岩
が現れる。
道はその手前から左手へ伸び、スギを避け下っていく。
右手の大きな岩壁
はコケに覆われ緑色に染めている。
数メートル下ると、正面に赤い矢印が書かれた白いパネルが幹に付けられ右手を指している。
山頂へは、ここから右手へ5〜6メートルの
岩壁
を登っていく。
道はさらに直進して伸び、数メートル先から右手へ岩壁を登るが、ここは一方通行に指導され、登路は手前から赤い矢印に従い登っていく。
ここには
トラロープ
が下ろされ、ロープを手に用心し登っていく。
登りきると、大きな岩の手前から左手へさらに岩場を登っていく。
すぐ右手へ岩の段差を用心して降りる。 そこにも二重のロープが張られている。
この辺りにも、春にはシャクナゲがピンクの花を咲かせてくれる。
すぐ左手へ岩場を木の根に助けられ登っていく。
正面には
白い案内板
が立てられ、緑の文字で「←下山はこちらから」と案内されている。
左手へ目を下ろすと、5〜6メートルの段差に二重のトラロープが張られている。
ここは下山時に下ればいい。
山頂へは、さらに
岩場
を登っていく。
最後の岩場を登りきり、岩を巻くように右手へカーブすると、また展望が得られる。
振り返ると、
三国山へ導く峰々
が行儀よく並んで「おつかれさん」とでも言っているようにも見える。
ここを少し下り、ゆるやかに登っていく。
ほぼ平らな道を少し行くと、また
正面に岩場
を見る。
岩稜コースは、変化に富んで飽きることはない。
この岩を左手へ出てゆるやかに登って行く。
すぐ国土地理院の三角点を示す石柱が見えだし、国見山に辿り着く。
山頂は4〜5坪ほどの広さがあり、ここに腰を下ろし喉を潤せばいい。
変化にとんだコースを思い出しながら、ゆっくり昼食を取れば本コースの良さを実感できる。
山頂標には「国見山頂 1018米」と書かれている。
展望は、南から東にかけて素晴らしい展望が得られる。
帰りも、一歩一歩を急がず帰路を楽しむように道草をしながら往路を戻る。