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九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

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福岡県の山

全国有数の修験霊山・英彦山 [ 中岳:1200m , 北岳:1180m ]

別所駐車場 → 中宮(所要時間:約65分)

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町営別所駐車場から、県道500号をほぼ直角に横切り、町道を東の方向へ行く。
町道を5〜6分も行くと、 お土産店が右手に数軒並ぶ。 そこを通り過ぎると、道は二手に分かれ右手は下り坂となっている。
左手のゆるやかな坂を登り、1分も行けば参道石段に出る。 銅の鳥居は、右手へ下っていく。
ここにもお土産店が数軒あり、ここから左手へ 霊山英彦山の聖域へ、石段を登って行く。
石段を登ると、左右に藤の坊や福寿坊跡の説明書きした立て札が、親切に立てられている。
階段を6〜7分登って行くと、左手に石の鳥居を見る。

福寿坊跡
中世末の祭祀記録にある古い坊です。 英彦山(彦山)で「坊」といえば、山伏の家(坊家)またはその家に住む山伏のことを指します。 この坊は江戸時代初期までは天台宗宗家の山伏(衆徒方・しとがた)でしたがそれ以降は幕末まで神道系の山伏(惣方・そうがた)となり神幸祭や御田祭などを司祭しました。 山伏たちが帰依した修験道は神仏習合の宗教でしたから、神道系山伏、仏教系山伏のどちらにも転向が可能でした。

さらに1〜2分登って行くと、右手に2本の大きな杉が寄り添うように幹を立てているが、これが 夫婦杉 と呼ばれている。
目を上げると奉幣殿が見え出す。
ここから1〜2分登れば 奉幣殿 に着く。
堂々とした入母屋造りの奉幣殿は、昔日大講堂として使われ修験の中心的な建物であった。
しかし、残念なことに平成16年9月9日、台風18号により大きな被害を受け、その後福岡県の手で修復工事が実施されている。
長い石段は1000段におよび、地元添田町では、17年10月に電動モノレールタイプのスロープカーが設置される。
始発は銅の鳥居(かねのとりい)付近に設けられ、終点の奉幣殿付近まで15分で結ぶという。
途中、英彦山小学校跡地にはシャクナゲ3000本を含む花公園が整備され、すでに完成している。
奉幣殿は、1616年 小倉城主・細川忠興公により寄進されたものとされている。
参道入り口にある、高さ7メートルの銅の鳥居は1637年佐賀藩の鍋島勝茂公の寄進により作られたもので、英彦山の当時の威勢が推察できる。 中宮へは境内を横切るように直進し、鳥居をくぐり石段を登って行く。

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立派な御社A-30024.jpg
鎖を手に登って行く。A-30026.jpg
左手に標柱A-30028.jpg
休憩小屋A-30030.jpg
標柱

石段を登るとすぐ空地に出る。 ここは三叉路となっており、右折すると玉屋神社・鬼杉・南岳を経て上宮がある中岳へ通じるコースが伸びている。
ここには標柱が立てられ、中岳上宮まで2・2km、右手は玉屋神社まで1・9km、鬼杉まで3・3kmと案内されている。
中岳上宮へはここを直進し自然石の石段を登って行く。

石段を少し登ると、左へ曲がり目前には 立派な御社 がある。
三叉路から1〜2分ほどで着く。道はこの御社手前から右折し登って行く。
石段は、これまで加工された石が整然と敷かれていたが、この辺りは未加工の自然石が敷かれているが、少し乱れた個所も見受けられる。 御社から4〜5分も登ると岩場に達する。
岩は足場がくり抜かれ 鎖を手に登って行く。
自然石の階段を蛇行しながら2〜3分登ると、右手に転落防止のための木杭が立てられ、 その木杭に鎖が張られている。
石段を蛇行しながらさらに4〜5分も登って行くと、 左手に標柱 が立てられ「奉幣殿より400M」と書かれている。
この辺りの石段は段差が大きく、かなりの急登になるが、左手には登山者の踏み跡が付けられ、その踏み跡が疲れも少ない。

標柱から5〜6分も登り、前方を見上げると 休憩小屋 が見えてくる。
この休憩小屋には「福岡県野鳥の森」と書かれた表札が掛けられている。
この小屋にはベンチも置かれ、空いていれば一息つくことができる。

小屋から右手南の方へカーブし急坂を登って行く。
右手角にも標柱が立てられ、「中岳:1・5km」と書かれている。
急坂を辛抱して3〜4分ほど登ると、幾分傾斜はゆるみ登りきる。
右手に「奉幣殿より600M」と書かれた 標柱 を見てすぐ下り、左手へゆるやかにカーブし平坦な道をいく。

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A-30033.jpgベンチ
2本の巨杉がA-30037.jpg
岩場にさしかかり鎖が張られているA-30039.jpg
登りきった所には石柱が立てられているA-30041.jpg
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この平坦な道は、車が通れるほど広く歩きやすい。
しかし、すぐ登りに変わり右手へカーブし登って行く。
左手には、巨スギがいたるところに天井高く伸び、神宿る山として神々しい気配を漂わせている。

さらに2〜3分蛇行し、石段を数段登ると左手に標柱が立てられている。
その先左手には小高くなった広場があり、 ベンチ が置かれているが、そのベンチに大きな木が倒れ座りづらい。
歩きやすい道を少し行くと、整然と積まれた傾斜のある石段になり、左手に 2本の巨杉が 、人の腕のように枝をくねらせている。
さらに1分ほど登って行くと、 岩場にさしかかり鎖が張られている
左手岩壁には赤文字で「落石注意」と書かれた白い案内板が掛けられている。
この鎖を手に登っていってもいいが、右手の方へ回り込む岩道もあり、こちらの方が安全。
登りきった所には石柱が立てられている
岩場を左手にカーブし登って行くと、狭いが平坦な道となる。
少し行くと、疲れを忘れさせるような平坦な道が続き、右手に標柱が立てられ「奉幣殿より1000M」と案内されている。
ここには倒木があり、腰を下ろすこともできる。
左手へ数メートル登った所に中津宮があり、そこで一息ついてもいい。

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