山頂でのひと時がいい・笠置山 [ 425.1m ]
展望〜駐車場(50分) [ この区間の地図 ]
道標から10mも下ると右手に展望が開け、笠置山の稜線が姿を見せてくれる。
右手斜面には、スギが目立つようになる。
しかし、美林と言われるほどの手入れは見られない。
ゆるやかな傾斜を、リズムに乗るように快適に下って行く。
そして傾いた幹をくぐり、3〜4m先によこしまのある桜に似た大きな木を見る。
この木は、桜ではなくミズメかも知れない。
さらに10mも下るとまた右手に展望が得られる。
展望を一見し、斜面に沿って右手へカーブし、ゆるやかに下って行く。
道には落ち葉が積もり、サクサクと奏でる音に調子はいい。気分もいい。
さらに右手に展望を見て、少し行くと
正面が開け
、日に照らし出された山々の斜面がまぶしく視界に広がる。
足はさらに軽快に、左手へカーブを切って行く。
落ち葉の道を少し下ると、また植林地になる。
ここにはヒノキが植えられ、なんとなくヒノキの香りが漂ってくる。
植林地を14〜5mも下ると、右手にまた
赤い道標
を見る。
すぐ左手へカーブ、快適な植林地を駆けるように下って行く。
左手に立ち並ぶスギに触れながら、狭い道を下って行く。
さらに、右手に赤と青のテープを見て足はさらに速くなる。
気持ちは既に登山口に飛び、辺りを見回す余裕も失いかけてくる。
少し下ると左手へ2m足らずの小さな木橋を渡って行く。
気持ちに任せ、早足で下って行くと竹林になる。
竹林の中は露岩が多く、踏み跡を逃さず下って行く。
少し下ると、正面右手に
赤い道標
を見る。
その手前から左手へ折れ、小さなミゾを通り右手へ下って行く。
道は、竹の枯葉が多くゆるやかな傾斜に足は軽い。
竹林に中は、倒れた竹が多く雑然と見える。
赤い道標を見て2分余り下ると車道に着く。
ここには、山頂を案内する道標も立てられ逆コースを取ってもいい。
車道に着くと、つい振り返り登山口を見てしまう。
さて、一息つき、右手へ車道を下って行く。
登山口車道の反対側には、「笠置山の由来」について説明板が立てられている。
笠置山の由来
飯塚市と境界をなす標高425mの風光明媚な山で笠置山麓には千石峡やその西に続く力丸ダム山頂からは南方に英彦山・西方には嘉穂盆地をのぞみ東方には福智山・香春岳・北方には六ヶ岳など数多くの山が一望出来ます。山頂付近には笠木城跡があり本丸・二の丸・三の丸や空堀・石垣の跡などが見られます。笠木城は永禄11年(1568)以前に宗像氏が端城として造りそののち秋月氏に移ったと伝えられます。現在笠置山麓の千石地区には大屋敷・小屋敷・屋敷町・小性町等の字名が残り往時の繁栄の様子が偲ばれ山頂尾根にはアカガシやイヌシデ等の大木があり貴重な存在といえます。
<宮田商工会議所青年部>
登山口から30mも行くと、左手に八木山川が流れ「ふれあいのつりはし」と名付けられたつり橋が見えてくる。
八木山川対岸は、「宮田町いこいの里・千石」と銘打って、木立の広場や水辺公園として整備され、対岸を戻ってもいい。
さらに20mも行くと右手にキャンプ場があり、入口にトイレが眼に入る。
直ぐ右手に鳥居を見ると、左手には木橋を見る。
そして、八木山川の清流を見ながら、ベンチで一息つき散歩気分で帰れば気分はいい。
清流には蛍が多いのか、ゲンジボタルの立て札が立てられている。
ゲンジボタル生息地
ゲンジボタルの幼虫を放流しています。幼虫になる川ニナ(コヒナ)を取らないようにお願いします。又、成虫のホタルは鑑賞するだけで捕獲しないで下さい。自然環境を守るため、ごみ・空き缶は家庭に持ち帰りましょう。
<宮田町観光協会>
この辺りの八木山川で、平成2年2月、1億3000年前の中生代白亜紀前期、肉食恐竜メガロザウルスの歯の化石が発見され、復元すると日本最大で長さが11m、体重が3tにもなるという。
途中、民宿も数件あり、家族で登山とあわせ水辺で時を過ごせば、ちょっと替わった登山談議に花が咲く。
さて、登山口から車道を20分も歩けば平瀬橋に着く。