戦国の風とツゲの原生林・古処山 [ 859m ]
登山口 → 登山道入口(所要時間:約15分)
登山口は、正覚寺三叉路から東の方へ入ったところに駐車場がある。 駐車場は2ヶ所ほどあり、好みの場所に駐車すれば良い。
キャンプ場へ通じる林道を直進して登っていくと、右手に梅が並木のように植えられ、花時は美しい。 その奥には沢が流れ、対岸にはシャガが密生し、4月には白地に紫の模様を持つ可憐な花が咲き乱れる。
2、3分も行くと、右手へカーブし橋を渡る。 左手小屋を過ぎると、左手にキャンプ場入り口がある。 左手には、
茶系の大きな説明板
が立てられ、筑後川県立自然公園・九州自然歩道と題して古処山系が説明されている。
直進してもいいが、林道と別れ左手へ石段を登り石造りの鳥居をくぐって行く。 すぐ右手から延びてきた林道に出てゆるやかに登って行く。
左手には「一日一善 火の用心」と書かれた2本足の案内板が、甘木朝倉消防署の名で立てられている。
古処山地
古処山や、馬見山を中心とする山地は古処山地と呼ばれている。 古処山地は、東は朝倉郡小石原村付近で英彦山に接し、西冷水峠を境に産郡山地と接している。 主峰の古処山は、標高859・5mで、山頂より飯塚・筑後方面が展望できる。 古処山から屏山(926.6m)馬見山(977.8m)と続く尾根が主稜を形成しており、九州自然歩道はここを通り英彦山へ延びています。
この時期、左手沢を流れるせせらぎの音が、響き渡ってくる。
林道を1、2分も行くと、左手に河鹿橋が架けられ、その奥には、
バンガロー
が沢に沿って建てられている。 沢は水量豊富で、岩に覆いかぶさるように流れ落ちる水の音が随所に聞こえ滝にも勝る音に元気づけられる。
道沿いには、大きなモミジが多く、秋には燃えるような紅葉が楽しめる。
右手には、
四角の案内板
が立てられ「この美しい自然を次代に引き継ぐため、マナーを守って利用しましょう」と書かれている。
左にはまだバンガローが立ち並んでいる。
少し行くと、左手本谷橋のたもとに
「古処山登山口 公衆トイレ」
と書かれた立て札を見て、ゆるやかに林道を登って行く。
すぐ右手には「私のハート火の用心」と書かれた案内板も立てられている。 道はコンクリートで舗装され、次第に傾斜を増し、2分も行くと、林道は行き止まりになる。