縦走路がいい・釈迦岳 [ 1231m ] − 御前岳 [ 1209m ]
道標 → 御前岳山頂 (所要時間:約25分)
登り切ると、
やせ尾根の左手は切れ落ち
が立てられ「釈迦岳:1.2km 御前岳:0.8km 登山口:3.0km」と案内されている。
道はここから
右手へカーブ
し、ゆるやかに登っていく。
すぐ下りだし、左手へさらに登りだす。 登りといっても、足に疲れをきたすほどではない。
さらにスズタケの道をゆるやかに登っていく。
スズタケが密生するわずかな傾斜を2〜3分も登ると、右手に
4畳半もあるような大きな根株
が裏側を見せている。
できれば幹を立て、助けてやりたいとに思うがどうしようもない。
両脇の
密生するスズタケ
を掻き分けるようにゆるやかな登りを行く。
さらにほぼ平らな道を行くと、すぐゆるやかな登りに変わる。
少し行くと、また倒木が株の裏側を見せている。
風雪に耐え、人の一生より長く生きた木が、一瞬の台風で枯れ果てていく様は無残としか言いようがない。
右手に枯れてコケむした倒木を見て行くと、
正面に大きな木
が倒れかかっている。
その木の左手根元を登っていく。
狭く湿気の多い道を少し行くと、
階段状に根を張りだすその根
に助けられながら、1メートルほどの段差を登っていく。
下りにも、その根に助けられる。
すぐ先にも、大きな木が道を横断するように倒れているが、道幅以上に切り除かれ気づかないかもしれない。
落ち葉の多いスズタケの道をゆるやかに登って行くと、少し下りすぐ平坦になる。
正面右手には、
大きな木がまたもや立ち枯れ
ている。
ここからゆるやかに下り 10数メートルも平坦な道を行くとゆるやかに登りはじめる。
正面に、ブナに似た大きな木見て、歩きやすい道をゆるやかに下っていく。
道の両脇は
依然としてスズタケが多い
が、傾山や京丈山の一部に見るヤブコギのような道ではなく、気持ちのいい道が続く。
この辺りは大木も多い。
すぐ正面のコケに覆われ枯れた立ち木をよけながら、左手をゆるやかに登って行く。
スズタケの道はまだまだ続く。
右手スズタケ越に
大木が大きく枝を伸ばしている
。
道沿いにも大きな木が幹を並べている。
スズタケの道をゆるやかに登って行くと、左手斜面の1メートルほど高いところに
「御前釈迦自然歩道」と書かれた案内板
が目に付く。
斜面に付けられた道は、左手へゆるやかにカーブし登っていく。
この斜面の道は、展望岩から見た御前岳手前の峰にあたり、右手から回り込んで御前岳を目指し伸びている。
道には落ち葉が厚く積もり歩きやすい。
右手に大きな大木を見て、道は下りだす。 少し下って行くと、木の根の段差を降りる。
道には木の根が多くなり、コケむした露岩も目立ってくる。
左手自然林の中へ目をやると、
コケむした岩
が積み重なっている。
このあたりは湿気が多く、道は湿気を帯び靴を汚してしまう。
ここを少し下ると、
傾斜はゆるみほぼ平な歩きやすい道
になる。
そして倒木をくぐり小さなアップダウンを行く。
このあたりも、
大きな木が青い空に向かって幹を伸ばしている
。
負けずに、胸を張り背を伸ばし深呼吸でもすればいい。
スズタケは人の背丈より高く2メートルを越え、展望を楽しむことはできない。
しかし、目を上げると一面青空が広がり、やはり山歩きは天気がいい時に限る。
道は少し傾斜を増して登っていく。
すぐ登りきり左手へカーブしていく。
右手には、また倒木が路肩を持ち上げるように、一部根株を見せている。
正面は、
目前に迫った御前岳
が樹間に大きく姿を見せてくれる。
ゆるやかな登りは、またゆるやかに下りやせ尾根の
ほぼ平坦な道
を行く。
左手には、樹間に展望も得られる。
さらに平坦な道を少し行くと、
ゆるやかに登りはじめ左右に蛇行し登っていく
。
道は徐々に傾斜を増してくる。
壊れた木段の左手を抜け、1メートルほどの段差を登り右手へカーブしていく。
ここからの登りが、御前岳への最後の登りになる。
すぐ
木の根が這い出す段差
を登っていく。
道には、時折露岩が目に付くようになる。
道は左右に鋭角にカーブしながら、急坂を登っていく。
さらに1メートルほどの岩の段差を登り、左手へ鋭角にカーブし
岩の多い急坂
を登っていく。
岩道を登ると
├字形の三叉路
に出会う。
ここには標柱が立てられ、後ろを「釈迦岳」右手を「シオジ原生林」と案内され、釈迦岳へ向かう登山者向けに立てられている。
右手へ下っていけば、シオジの原生林を通り前津江村「田代」登山口へ通じている。
シオジの原生林は、ほかに英彦山の北岳から豊前坊へ下る途中や、脊振山の福岡方面から登る北斜面の他渡神山等に見られる。