縦走路がいい・尺岳 [ 608m ]
道標(山頂まで600m)〜尺岳山頂(10分) [ この区間の地図 ]
松の大木から、10mも行くと
右手にベンチ
が置かれている。
すぐ先には道標が立てられ、左手へ「竜王峡」、そして行く手を「尺岳:0・6km」後方を「赤松台経由福智山:4・7km」と案内している。
ベンチで一息ついて、さらに直進して行く。
快適な道は、一人歩くのはもったいないように思える。
昔日、春と秋には30人ほどの大人数で、70リットルのザックに大鍋や肉・魚、それに忘れてはならない飲み物などあらゆるものを詰め込み、宴会騒ぎを恒例としていたが、一人山旅も悪くはない。
右手に松の大木を見ると、
右手に木柱
が立てられ行く手を「尺岳:0・5km」後方を「4・8km」と案内している。
快適な道を少し行くと、ゆるやかに登り始め傾斜は少し増してくる。
20m足らず登るとゆるやかに下りだす。
さらに10mも下ると傾斜はゆるみ、ほぼ平らになる。
すぐゆるやかに登りだす。
しかし、大きな傾斜ではない。
快適な道は、何度も思い出すが登路の疲れを忘れてしまう。
さらに、S字状に蛇行し登って行くとゆるやかに下りだす。
そして、ミゾ状の道になると正面が明るくなってくる。
ゆるやかに下って行くと、正面に休憩舎の青い屋根が見え出し、草地が広がる尺岳平に着く。
尺岳平には、草地の中にテーブルが用意され、ゆっくりと時を楽しみ体を休めることができる。
しかし、展望は得られない。
山頂は草地の右端を直進すると、右手に道標が立てられ、直進を「尺岳」後方を「福智山:5・1km」と書かれている。尺岳までの距離は書いてはないが、計算すると山頂まで200mになる。
道はここから右手へ分岐、行く手を「皿倉山・田代・菅生の滝方面」と案内している。
右手は、山頂に立ち再びここに戻り帰路のコースに取る。
一息つき直進し山頂を目指し、平らな道を行く。
少し行くと、左手にトーテンポールのような古びた木柱を見て、林の中へ踏み込んでいく。
すぐ、ミゾ状の道に変わりゆるやかに登って行く。
道は次第に傾斜を増してくる。しかし大きな傾斜ではない。
途中左手にケルンを見て一息つき、さらに蛇行し登って行く。
山頂は目前にあり急ぐことはない。
さらに、道はしっかり踏み固められ迷う不安もない。
足元に散るツバキの花びらに、一枚拾ってみたい気持ちを抑え登って行く。
正面には一際目立つ松の大木を見て右手へカーブして行く。
そしてひと登りすると山頂の祠が見えてくる。
山頂には、小さな鳥居が建てられその奥に祠がある。
額束には「尺岳権現」と書かれている。
外壁を石で固められた円筒形の上部には、方位盤が付けられ北西に
金剛山
、北に鉄塔の多い皿倉山その右手に風師山、東に貫山、南に福智山が描かれている。
実際、風師山以外は遠望できる。
北西の縁は樹木に危険は感じないが、山頂岩は切れ落ち用心する。