スリリングな岩峰がいい・岩峰・磯間嶽 [ 363m ]
岩壁〜岩稜を経て磯間嶽(30分) [ この区間の地図 ]
岩の隙間を抜けると道は左右分岐、右手に取れば磯間嶽基部に着く。
岩峰に登りドラマを終える前に、分岐を左手に取り岩稜を行く。
すぐ、同じような狭い岩の隙間を抜け、岩場を下って行く。
傾斜は大きい。
すぐ右手へ向きを変え、小さな幹に巻かれた赤いテープを見て足元の露岩を下っていく。
さらに1mほどの岩場を登ると正面が開け、
樹間に展望
が得られる。
ここで一息つきたいが、足元は切れ落ち油断できない。
すぐ右手へカーブし、逃れるように岩壁に沿ってゆるやかに下っていく。
数メートル下ると、傾斜を増してくる。
そして、左手に枯株をさらに赤いテープを見て下って行く。
この辺りは岩が多い。
落ち葉の歩きやすい道を少し行くと、左手へ向きを変えさらに急坂を下っていく。
そして正面に大きな岩を見て、その岩の右手脇を行く。
数メートル行くと、踏み跡は左手へ岩を巻くように分岐する。
どちらを取ってもいいが、左手に取り
コブを付けたような岩
の脇を登って行く。
すぐ右手へカーブし下って行く。
数メートル下ると直進した道と出会う。
直進して少し行くと、正面は岩場になり特異な岩が上部に乗っかるように見える。
踏み跡は、その岩に向かって付けられているが、岩上の踏み跡は帰路がいい。
踏み跡はその岩の右手にも伸び、岩の右手を少し進み岩を過ぎたころ左手に登って行く。
そして気になる岩を後ろへ振り返ってみると、
ギザギザ頭の坊主
のように見える。
一息つき、落ち葉の道を直進して行く。
右手に赤いテープを見て、少しばかり下りゆるやかに登り返していく。
すぐ傾斜を増し、左手へカーブし登って行く。
左手に目を向けると、口を閉じツンと顔を上げた人の顔のような岩が目に入る。
そして数メートル登り、右手に赤いテープを見て数メートル急坂を下り、右手へカーブして行く。
さらに大きな傾斜を登って行く。
正面には、視界を覆う岩が目前に迫り、四足歩行で登って行く。
2〜3mも登るとロープが張られ、用心して登って行く。
登りきり、左手に目を移すと、稜線の
背後に開聞岳
が美しいシルエットを見せている。
正面右手には、野間岳も臨むことができる。
さらに二つ目の岩場を登って行く。
岩の高さは5〜6mあろうか、ここにはロープはない。
用心して登ると、ここからも展望はよく正面に野間岳を仰ぐことができる。
岩稜はさらに続くが、記録はここまでにとどめ、振り返ると目指す
磯間嶽の巨大な岩峰
を見ることができる。
岩峰の最上段には、白い山頂標を見ることができる。
さて、展望に満足したら往路を取り、狭い岩壁を抜け分岐を直進して登って行く。
すぐ左手に岩峰がそそり立つ。
岩峰左手には「大津浦」へ案内する立て札が立てられている。
岩峰には長い鎖が張られ、途中右手へ折れ斜面を横切っている。
鎖を手に、足場を一歩一歩確認しながら用心して登って行く。
そして鎖に沿って登って行くと
山頂
に着く。
山頂には、「磯間嶽 363m」と書かれた白い山頂標が立てられている。