火口の眺めがいい・甑岳 [ 1301.4m ]
登山口〜道標(20分) [ この区間の地図 ]
甑岳は、霧島連山と県道1号えびのスカイラインを挟んで北側に位置し、白鳥山の東側裾野にポツンと一峰を成す。
登山口駐車場から車道を東側へ200mも行くと、車道は右手へカーブ、その左手ガードレールの切れ目に登山口がある。
登山口には
道標
が立てられ、甑岳まで1・2kmと案内されている。
登山口横にあるカーブミラーも目印になる。
道標に誘われ左手へ下って行く。
落ち葉の多い急坂を少し下ると傾斜はゆるみ、平らな樹林帯を行く。
辺りは枯れた枝が散乱し、雑然とした光景を見せている。
7〜80mも行くと、ゆるやかに下りだす。
コケむした露岩が多くなり、その間を縫うように下って行く。
露岩はすぐ消え、ほぼ平坦な道を行く。
登山口から3分も過ぎるころ、
左手に道標
が立てられ、左手へ「池めぐり」右手後方を「露天風呂:150m」そして行く手を「甑岳」と案内している。
平坦な道を右手へカーブし、ゆるやかに下って行く。
少し行くと道には
コケむした岩
が多くなる。
辺りには松の木が多く、松の落ち葉が辺り一面を覆い赤く染めている。
道沿いには赤いテープがリボン状に結ばれ、これを頼りに歩を進めていく。
右手には、登山道を外れ林内に踏み込むのを禁ずるものか、右手にトラロープが張られている。
トラロープを見て左手へカーブ、薄い踏み跡を辿りながら、さらに右手へカーブして行く。
ここは、直進して伸びる薄い踏み跡もあるが、この踏み跡は少し下るとミゾ状になり、さらに岩道に変わり歩きづらい。
右手へカーブすると、正面から瀬音が聞こえてくる。
左手樹間には甑岳が見え隠れし胸は高まる。
少し行くと、小さなミゾ状の沢に近づき、沢に沿って左手へカーブしゆるやかに下って行く。
沢に目を向けると、瀬音はコケむした岩から流れ出ているように見える。
すぐ、沢と別れるように沢を背に左手へカーブして行く。
踏み跡は落ち葉に消されて薄く、赤いテープが案内してくれる。
正面に、天を突くように幹を伸ばす大木を見るが、残念ながら
立ち枯れてしまっている
。
岩の多い段差を2〜3m下ると、林の中に不自然なほど
広い平地
に出る。
踏み跡は、その平地を横切るように直進して伸びている。
数メートル踏み跡を辿ると、コブをつけた木に目がいく。
この木には目印の黄色いテープが巻かれている。
さらに直進し倒木をまたいでいく。
その倒木もなぜかコブを付けている。
なぜコブを持っているのかわからない。
辺りは一面枯れ木が散乱し、枯れ木の墓場を見るように雑然としている。
左手に赤いリボンを見てほぼ平らな道を行く。
道筋には、山頂を案内する赤いテープが所々見られる。
ほぼ平らな道を少し行くと、右手から流れてきたミゾ状の沢に近づき、左手に赤いテープを見てミゾに沿い左手へカーブして行く。
少し行くと、右手へ
丸太橋
を渡っていく。
さらに、地表にはみだす松の根っ子をよけながら、右手へ快適な道を行く。
快適な道を少し行くと、左手に道標が立てられ、後方を「えびの高原」行く手を「甑岳」と案内している。
快適な平地はまだ続く。
この辺りも赤松が多く、手入れされた植林地のようにまっすぐ幹を伸ばし、見るからに気持ちいい。
そして倒木を越えていく。
この倒木も、コケむしたコブをつけている。
さらに、道を遮断するような倒木を見て、これをくぐらず根元の方から踏み越えていく。
振り返ると、この倒木も同じようなコブを付けている。
数メートルゆるやかな傾斜を登って行くと、また傾斜はゆるむ。
少し行くと、道はミゾ状に窪み踏み跡はミゾに沿って左手に付けられている。
そして赤いテープを見て倒木を越えていく。
左手に目を向けると、この辺りも倒木が多い。
少し行くと、踏み跡は浅くなったミゾと重なり、その上に付けられている。
ミゾは次第に薄れ、傾斜のない
快適な踏み跡
を辿っていく。
こうした広い平地がどうして形成されたのかわからない。
それより、足には優しく歩く気分はいい。
ゆるやかな傾斜を数メートル登ると、ゆるやかに下って行く。
そして、赤いテープが付けられた倒木をくぐり、左手へカーブして行く。
正面には、目指す甑岳がアカマツの背後に見え隠れする。