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鹿児島県の山

火口の眺めがいい・甑岳 [ 1301.4m ]

道標〜山頂〜火口池(35分) [ この区間の地図 ]

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道標には、後方を「露天風呂:0・7km」行く手を「頂上:0・5km」と教えてくれる。
一息つき、松林に漂う香気を吸って少し下り、ゆるやかに登って行く。
落ち葉の上に付けられた薄い踏み跡は、正面に広がるアカマツ林に向かって伸びる。
少し行くと、正面にアカマツ林と区切るようにロープが張られ、ロープに沿って右手へカーブしゆるやかに登って行く。
左手ロープ際には 小さな道標 が立てられ、後方を「露天風呂」行く手を「こしき岳」と案内している。
さらに、ゆるやかに登って行くと、根っ子が階段状に道を横断し根先を埋めている。
左手に数個のコブを持つ松の木を見て登って行くと傾斜は増し、道は荒れたように根っ子がむき出しになってくる。
さらに根っ子の段差を登って行く。
そして、小石の多い道を右手へカーブすると、左手ロープはなくなる。
この辺りも松の木が多く、松の落ち葉が一帯を赤く染めている。
さらに、根っ子むき出しの道を登って行く。
倒木を越え、ゆるやかな傾斜を登って行くと、左手に 赤と青色のテープ が結ばれ、道は左手に分岐している。
左手へ、ミゾ状にへこんだ窪みを抜け赤いテープを見て登って行ってもいい。
しかし、道は大きく荒れ傾斜も大きく容易でない。
この道は旧道で、ここは迷わず直進して新道を取り、落ち葉の道をゆるやかに登って行く。
しかし傾斜は次第に大きくなり、道幅も狭く踏み跡も薄くなる。
落ち葉の道を、斜面を横切るように登って行くと正面に小さなミゾ状の沢に出会う。

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左手に赤いテープを見て、沢の手前から左手へカーブし登って行く。
踏み跡は落ち葉に隠れるように薄く、踏み跡を確かめるように登って行く。
さらに右手へ沢に近づき、また左手へ小さく蛇行し登って行く。
薄い踏み跡は、さらに傾斜を増してくる。
体全体に汗がにじみ出てくる。
正面に赤いテープを見て、3本の幹を立てる木の右手を登って行く。
この辺りは、赤のテープに加え青いテープも目立つ。
傾斜はなかなか厳しい。
一息つき、後ろへ振り返ると、 樹間に韓国岳 の北斜面を見る。
さらにコケむした露岩の多い急坂を登って行く。
落ち葉の急坂を一歩一歩数えるように登って行くと、 正面にコケむした岩 に小石が積み上げられている。
その小石もコケむし、長い間今の姿をとどめているのだろうが、ケルンのつもりだったのかもしれない。
ケルンは、記念として造られている模様で、宗教的意味はないという。
岩の後ろには、小さな幹に青いテープが結ばれている。
山頂は、この岩の手前から左手へ登って行く。
岩の右手を直進するように、薄い踏み跡が付けられてはいるが、直進し右手へ斜面を登っても記録するものはない。
左手へカーブすると、傾斜はゆるんでくれる。
そして、左手に赤と黄色のテープを見て右手へカーブし登って行く。
道はすぐ傾斜を増し、小さくジグザクを切って行く。
座り心地のよさそうな岩に腰を降ろし、一息つき赤いテープを見てさらに登って行く。
道は東斜面を横切るように伸び、なんとなく山頂が近いことを意識する。

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東側斜面を少し登り右手へカーブすると、さらに傾斜を増し岩が多くなる。
5〜6mも登ると右手へカーブしていく。
道沿いには、ミヤマキリシマが多くなる。
ススキも多くなる。
さらに急坂をジグザグに登って行く。
最後の急坂はきつい。
道に沿って 倒れる大木 の右手を登って行く。
そして、倒木の途中から右手へ急坂を数メートル登り左手へ振り向くと、韓国岳の全容を仰ぐ ことができる。
一息ついてさらに急坂を登って行く。
少し登ると、道は左右二手に分かれるが、すぐ一本になる。
さらに、滑り易い粘土質の急坂を登って行く。
この辺りもミヤマキリシマが多く、登りづらいが花時は一息ついて気は休まる。
さらに粘土質の段差を登って行く。
ここには程よく、足場にいい岩が置かれ難なく登って行く。
そして、岩場をひと登りすると正面に松の木が見え山頂に着く。
山名は、円錐のてっぺんを切り取ったような台形の形が「こしき」に似ていることから付けられたらしい。
右手奥の方には、山頂標が立てられ「甑岳 標高1315M」と書かれているが、文字はほとんど消えかかっている。
しかし、三角点のある場所は北側火口壁にあり、反時計回りで行くことができる。
振り返ると、南側に韓国岳が一望できる。
さらに、夷守岳、大幡山や高千穂峰の山頂も窺える。
山頂は東西に長く、小石交じりの平地が広がる。
道は、西側にも伸び適当な場所で大休止すればいい。
一段高い場所に立つと、北側にススキに埋まった 火口を一望 することができる。
火口左手には、輝くように青い空を映し出す小さな湖面に目がいく。
気持ちは既に湖面に飛び、山頂標真後ろから急坂を下って行く。
道はミゾ状に切れ込み、狭く粘土質で滑りやすい。

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しかし、少し下ると落ち葉の道に変わり、傾斜もゆるみ足早になる。
辺りは一面ミヤコササが覆い見通しもいい。
2分も下ると視界が開け、左手に木柱が立てられ「甑岳 火口部」と書かれている。
火口部は一面ススキの原と化し、一条の道へ引き込まれるように踏み込んでいく。
平坦な道は、火口池まで一直線に伸び100m足らず行くと池に着く。
足元には小さな立て札が立てられ「池の中に石を入れないで下さい。」と書かれている。
さすが山頂に溜まる水は透き通って美しい。
手を入れ、その感触に触れたくなる。

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