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鹿児島県の山

高隅山の主峰・大箆柄岳 [ 1236.4m ]

杖捨祠〜山頂(20分)  [ この区間の地図 この区間の高低図 ]

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立札には「杖捨祠」と書かれ、左手にコケむした石祠が目に入る。
杖捨祠の脇には、古い杖が数本突き立てられ、これから山頂への道は杖は要らないとのことのようである。
一息ついて、これを直進し倒れた太い幹をくぐって行く。
その幹には、二世代の数本の若木が育っている。
そして狭いミゾ道を緩やかに登って行く。
ここも滑りやすいが、ミゾ道には落ち葉が多く滑り止めの役を果たしてくれる。
両脇のササは、人の背丈より高く伸びるが、歩行に支障はない。
ミゾ状の狭い道は次第に歩きやすくなり、さらに傾斜も小さく山頂を目前に足早になる。
左手に曲がりくねった枝にピンクのリボンを見る。
程よい角度で蛇行を繰り返していくと、ゆるやかに登りだす。
少し行くと、また下りだす。
しかし、記録するほどの傾斜ではない。
そして、左手へカーブすると傾斜はゆるみほぼ平らになる。
さらに小さくアップダウンを繰り返し、右手へカーブすると右手に倒れた「火の用心」の立札を見る。
少し行くと、ゆるやかに下りだし、左手へカーブすると傾斜を増してくる。
下りも左右に蛇行して伸び、急坂の連続に疲れた足へのご褒美のようでもあるが、下りはさらに続き、帰路の登りが気になってくる。
100m余り下ったろうか、ササ壁の道をゆるやかに登りだす。
正面にわずかばかりの展望を見て、左手へカーブして行くと正面がパッと開け、目前に紅葉した山頂を見る。
目前の山頂に一息ついて、大きな傾斜を下って行く。
傾斜は次第にゆるみ、ほぼ平らになる。
この辺りはコケが多く、露岩を覆いつくすように深緑色に染めている。
少し行くと、右手に「9合目」の立札を見る。

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一息つき、直進しピンクのリボンを見て、10m余り行くと板で土留めした階段になる。
土留めの板は2本のビニールパイプで止められはしているが、所どころ壊れ ビニールパイプ だけ突き立ち、帰路これにつまずけば、服は真っ黒く汚してしまう。
板階段を数段登り、右手へ向きを変えゆるやかに登って行く。
そして、狭いミゾ状の道をなぞって行く。
山頂への道は、左手斜面から登るように伸び、左手へ土の段差を登ると、また板の階段になる。
左手にはロープが張られている。
さらに階段を登ると、またロープが張られ根っこの段差を登って行く。
傾斜も大きく、「杖捨祠」が何だったのか、捨ててしまった杖がここでは欲しくなる。
さらに、ロープを手に土の段差を登って行くと、落ち葉の道になる。
さらに、ササ壁の中を登って行く。
傾斜はゆるやかではない。そして板階段を右手へ登って行くと正面が開け、真近に山頂を見る。
右手には桜島山も遠望できる。
そして左手へ数メートル下り、階段を登って行くと山頂に着く。
山頂には、山頂標が立てられ「大箆柄岳 標高1236,4m」と案内している。
展望は、東から西側にかけて開け、高隈山の大パノラマに感嘆の声を抑えきれない。
右手から、白山、横岳、平岳、妻岳、御岳と並んで見える。
平岳の脇に見えるはずの開聞岳は残念ながら雲が多く、目にすることはなかった。
目前には小箆柄岳が招くように、山体を広げている。
眼下を見下ろすと、足元から広がる斜面が錦絵のように秋の彩りを見せ、山頂に立って季節を実感する。
山頂からさらに南へ直進して下り、分岐を右折少し登った所が山頂を見渡す絶好の展望所がある。
ここまで足を伸ばせばいい。
大箆柄岳は、古くから修験道の山として,白山を始めに足もとまで岳参りと称して7峰巡りが盛んに行なわれていたという。
この山系には、ニホンザルも多いというが、登山中遭遇することはなかった。エサのせいかふもと近くに時折見かけると聞く。
さて展望を楽しんだら往路を下って行く。
時間があれば、県道71号をさらに東進して高峠つつじ公園へ走り高峠登山も悪くはない。1時間余りで周回できツツジの季節には、100種10万本にも及ぶというサタツツジの群生も思い出に重ねればいい。

LinkIcon山の記録5【 山の記録6 】登山道概要図LinkIcon

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