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熊本県の山

山頂でのひとときがいい・甲佐岳[753.2m]

登山口〜木橋(15分) [ この区間の地図 ]

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緑川中流域に広がる丘陵地帯に広がる甲佐町の由来は、阿蘇神社の健磐龍命(たけいわたつのみこと)の第二子、甲佐明神が祭られ、神宮皇后が戦勝祈願し着用した鎧甲を献納したことから、地名を高佐から甲佐と付けられ、山名もこのように呼ばれるようになったという。
甲佐町は400年もの昔、緑川と都留川が度々氾濫を起こし、土木の神様と言われた加藤清正が、この二つの川を一つにする治水事業を成功させた事で、水害を防ぎ広い田畑を開く事が出来るようになったとの言い伝えがある。
この丘陵地帯を北へ貫き、登りつめたところに福城寺がある。
福城寺駐車場から目指す甲佐岳を仰ぎ、車道へ一旦下り左手へ車道を登って行く。
少し登ると左手に民家、正面に里山自然林の説明板を見て右折していく。
すぐ正面石段上に福城寺の山門を見る。
山門には、左右に木製の仁王像が阿吽の表情で、神聖な場所を守り山門をくぐる参拝者をにらみつけるように厳しい姿を見せている。
行く手は、石段手前から左手へカーブ、すぐ正面に「熊本ゆるさとの森林 砥用甲佐岳の森」と書かれた標柱を見て右手へカーブして行く。
正面左手には人家が見られ、その人家から人なつこい柴犬が迎えてくれる。
途中、右手を見ると福城寺の境内に救急箱を見る。
その奥には、福城寺の説明板が立てられ、帰路ゆっくり一読するといい。
境内に一歩踏み込むと、生活の場所を越えた神社やお寺特有の静まりかえった空気に、気はしっとりと落ち付いてくる。
境内には大スギや、天高く幹を伸ばす 大銀杏 が目を引く。

福城寺(亀甲山)海抜753m
本寺は、人皇第五二代嵯峨天皇の御代、弘仁に年(八一0年)に湛西上人が開基し、その後一時中絶したのを平重盛が再興し、五穀豊穣と天下の安穏を祈願したという。
当初、甲佐嶽山中には16坊の寺坊があったが、天正年間、小西行長の神仏破却の暴挙によって兵災にあい、現在の福城寺一帯を残し他は全山焼失し、敷地のみ昔の名残を止めている。
安置されている仏像は、釈迦如来像・本尊11面観世菩薩・馬頭観音・山王権現・不動尊・毘沙門天の6体である。
釈迦如来像は、鎌倉時代初期の恵信僧都によって作られ、高さ1m、金粉で彩色され美しい蒔絵の紋様が見られる。顔には円満な表情をたたえ、右手を垂れ、容姿優美端正、衣装流麗優雅、一見して名工の作とうかがわれる。大正元年9月3日、国指定重要文化財に指定された。
平成11年4月  美里町  美里町教育委員会


帰路、この寺に立ち寄り静かな時の流れに気持ちを委ねれば、登山とは違った余韻を持ち帰られる。
さて、元の道へ戻り大きなスギの間を抜けて行く。
左手民家の柴犬が人懐っこく近づき、つい頭をなでてしまう。
石段から右折して100mも行くとT字形の三叉路になる。
左手へ数メートル行くと、左手に「甲佐岳登山口」と書かれた案内板が地面に置かれ、右手には「甲佐嶽登山道」と刻まれた 石柱 が立てられている。
ここからゆるやかに登って行く。
少し登ると、登山道らしく狭くなる。
辺りは竹林が広がり気分はいい。
左手道沿いに空洞を持つ木を見ると、右手地面に案内板が置かれ「花や木を無断で取らないで下さい。砥用町中岳区」と書かれている。
登山道に入って30mも登ると、右手へカーブして行く。
すぐスギ林になり、陽はとざされ薄暗くなる。
薄暗いスギ林の中を3〜40mも登って行くと、右手へカーブする。
すぐ左手足元に青い案内板が地面に置かれ「甲佐岳登山口」と書かれ、登山口を案内している。

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道は傾斜をゆるめ、ほぼ平らな道を行く。
平らな道を右手へカーブして行くと、右手に竹林が広がってくるが、スギも点在する。
左手はスギの植林地が広がる。
平らな道はゆるやかに登りだし、露岩を踏み越えていく。
さらに、4〜50mも行くと、左手へほぼ直角にカーブし登って行く。
道沿いに咲くシャガの可憐な花を見て、ゆるやかに登って行く。
シャガも近づいて見ると、細かな模様はなかなか美しい。
5〜60mも登り右手へカーブすると、スギの根っ子が多くなり傾斜を増してくる。
さらに、左右ジグザグをきって登って行く。
行く手植林地は、手入れが行き届き見るに清々しいが、左手は手入れを待つように草木は繁茂し、枝は伸び一見雑然としている。
道はほぼ北側に伸び、小さく蛇行を繰り返し登って行く。
道には、白っぽい石灰岩が多くなる。
左手植林地に大きな岩を見て、左手北側へカーブし登って行く。
道沿いには大きな岩も多い。
右手に大きな岩を見ると、上下の岩の間に人がはめ込んだように小石が挟まっている。

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さらに、5〜6m進み右手へカーブすると木段になる。
木段を12段ほど数え、さらに根っ子の道を登って行く。
すぐ右手へ、さらに左手へ小さくカーブして行くとまた木段になる。
12段ほど数え、さらに10mも登るとまた木段になる。
この辺りは木段が多い。
3段登り右手へカーブすると、また木段になり、8段辺りの左手に javascript:;案内板 が立てられ「登山道」と書かれ、矢印で山頂を案内している。
木段はさらに続き少し左手へ向きを変え、さらに登って行くと30段ほど数える。
すぐ右手へ狭い道を数メートル進み、岩の段差を登ると道沿いには、また岩が多くなる。
左手に張り出す岩に触れ、狭い道を10数メートル行くと、足元にひょうたんに似た形に侵食された岩を見る。
すぐ、左右の大きなスギの間を抜け、左手へカーブし登って行く。
10mも登るとまた木段になる。
木段は13段を数えるが、最後の3段は土に埋もれ傾斜はない。
さらに、歩きやすい土道を7〜8m行くと、右手へ鋭角にカーブ、さらに登って行く。
7〜8mも登ると、左手に 案内板 が立てられ「登山道」と書かれている。

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