山頂でのひとときがいい・甲佐岳[753.2m]
案内板〜展望(20分) [ この区間の地図 ]
案内板を見ると、傾斜は幾分ゆるんでくる。
そして左手へカーブすると、傾斜は増しまた岩が多くなる。
傾斜はすぐゆるみ、岩の隙間に足場を見つけるように登って行くと、しっかりした踏み跡になる。
さらに、左右の
岩の間を抜ける
と岩は減り、歩きやすくなる。
傾斜はさらにゆるみ、足に優しい土道を10数メートルも行くとまた岩が多くなる。
この辺りは、この時期「マムシ草」が多い。
マムシ草は、形はヘビが鎌首を持ち上げたように見えるし、茎もヘビに似ているところからその名が付けられたらしい。
秋には、考えも付かないような真っ赤な実を付ける。
他に、格好はマムシ草によく似て、長いヒゲを伸ばす「うらしま草」もあるらしい。
どちらもサトイモ科に属するという。
岩道はすぐ土道に変わり、S字状に蛇行し登って行く。
さらに右手へ10mも登ると、
また木段
になる。
17段登って、1・5mほどの踊り場で息を整えさらに12段ほど登って行く。
これを登りきり、数メートル進んで左手へ緑色の土嚢を登ると歩きやすくなる。
そして左手に大木見て、ほぼ平らな道を左手へ小さくカーブして行く。
しかし、7〜8mも行くとまた登りだす。
道には、また露岩が多くなる。
20mも行くと、右手へバックするように鋭角に折れ登って行く。
10mもゆるやかに登って行くと、左手スギに触れ鋭角にカーブし登って行く。
傾斜はなかなか大きい。
しかし、少し登ると傾斜はゆるんでくれる。
そして20数メートルも登ると、右手へ鋭角にカーブする。
その正面には、珍しく
モミジ
の若木が枝を広げている。
右手へ10m足らず登ると、斜面に降る雨の水落としなのか、
2本の丸太木
が道を横切っている。
さらに5〜6m行き、左手へ向きを変えると傾斜を増してくる。
この辺りもマムシ草が多い。
大きな傾斜を10mも登り、右手へ鋭角にカーブし登って行く。
左手樹間に目を落とすと、相当な高度を感じる。
しかし、ジグザグの登りはまだ続く。
ジグザクを繰り返すばかりの道は、記録も単調で容易でない。
10mも登るとまた右手へカーブする。
さらに10mも登ると左手へ鋭角にカーブする。
この辺りは、野バラも多い。
すぐ左手へカーブし、10mも行くと右手へ鋭角にカーブする。
その角には登山者が間違ったのか、直進するように薄い踏み跡が付けられている。
右手へカーブしゆるやかな傾斜を10数メートルも行くと、また左手へ折れていく。
さらに20mもゆるやかに登って行くと、露岩が多くなり、左右に立つ
ヒノキ
の間を抜け右手へカーブし登って行く。
そして20mほどゆるやかに登り、正面に大きなスギを見て左手へカーブして行く。
ジグザクの道はまだまだ続く。
しかし、なぜか飽きはこない。
昔日の記憶では、こうしたジグザグの道ではなく、直接斜面の急坂を直登するように登ったのを思い出すが、その後整備され木段が付けられている。
少し登ると、辺りの植林地は遠ざかり自然林になる。
歩きやすい道を少し行くと、道に散る
桜の花びら
を見る。
桜は右手斜面にありそうだが、密生する自然林に立ち木を目にすることはできない。
4〜50mも行くと正面が開けてくる。