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熊本県の山

国見岳[1738.6m]

国有林案内板〜国見岳(40分) [ この区間の地図 ]

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シャクナゲに目を取られながら登って行くと、正面に国有林に案内板を見る。
樹間に見える展望に一息つき、辺りに目を向けるとシャクナゲが目を引く。
この辺りは、既に3分の2の地点は過ぎており、山頂は遠くはない。
そして、左手北東に向かってほぼ平らな道を行く。
平らな道を少しばかり行くと、ゆるやかな傾斜で下りだす。
道沿いのスズタケは背丈は低く、樹間に展望が利き目は開放される。
ゆるやかな傾斜を100m行くと下りきりほぼ平になる。
この辺りも古損木が多く、障害物を乗り越えるように先へ登って行く。
左手倒木の株から若木が生え、その若木にピンクのリボンが結ばれている。
さらに倒木を乗り越えていく。
左手に空洞を持った木に目に目を向けると、その中に数個のコブを見る。
そして、ほぼ平らな道を行く。
平らな道に、疲れた足は消え失せ、山頂を意識し歩幅は広くなる。
赤とブルーのテープを見て、ゆるやかな傾斜を登って行く。
さらに左手に赤いテープを見ると、正面に大木が横倒しに倒れ、直進してその大木を登って行く。
しかし、踏み跡はその手前から右手へ、株の裏側を抜け回り込んで付けられている。
そして、ゆるやかな傾斜を足でなぞるように下っていく。

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左手に赤いテープを見て、右手斜面に目を向けると、庭園でも見るような露岩が形よく配置され、一瞬見入ってしまう。
正面樹間には、五勇山から目指す国見岳へ伸びる稜線が目前に見える。
ゆるやかな傾斜を登って行くと、ピンクのリボンが結ばれ、これからゆるやかに下りだす。
辺りは落葉樹ばかりで展望が利き、新緑の季節に来れば、鮮やかな青葉に言葉を失ってしまう。
そして、平らな道を10mも行くと、またゆるやかに登りだす。
左手に赤いテープを見てゆるやかに下って行くと、腰を降ろしたくなるような 四角い岩 に目が行く。
新緑の季節であれば、そこに腰を降ろし仰向けに体を休めたに違いない。
さらに、左手に赤いテープを見てゆるやかに登って行く。
左手に見る、立ち枯れ白骨化した数本の木が、なんともわびしく感じる。
右手に、さらに左手に赤いテープを見ると、次第に岩が多くなる。
そして傾斜も少し増してくる。
正面左手には、枯れた立ち木が岩を巻き込むように根を伸ばしている。
その岩から左手へ、すぐ先の岩との間から右手へ巻くように登って行く。

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辺りは、一面ササが広がり、風雪に形づくられた露岩が、ササを敷石に見たてれば、枯山水の庭を行くような光景に酔ってしまう。
しかし、この光景は長くは続かず、ササの中に蛇行して伸びる踏み分けを、なぞるように登って行く。
少し行くと、少しばかり開けてくる。
さらに直進していく。
左手にはシャクナゲが多い。
そのシャクナゲをかき分けるように行くと、正面に白い文字板が見えてくる。
文字板には、右手へ「五勇山」、左手を「国見岳」と案内している。
文字板に従い左手へ、シャクナゲと潅木の中をゆるやかに登って行く。
もう山頂は目前にあり、一歩一歩を楽しむように登って行く。
左手に目を向けると、シャクナゲの大群落が惜しみなく広がっている。
山は、天気のいいときに限る。
新緑や紅葉の他、花の季節もいい。
しかしこの季節、見ることのできない展望は、冬場の落葉期がいい。
さらに潅木の中を行くと、露岩が多くなる。
その露岩に付けられた、薄い踏み跡を辿って行くと山頂に着く。
山頂には、 シンボリックな祠 が建てられ、思わず手を合わせてしまう。

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この季節、展望は四方に得られ、北に阿蘇五岳、その右手久住の山々が一望できる。
東側には、向坂山から南進して扇山へ連なる霧立越の稜線が
南側には、小国見岳・五勇山・烏帽子岳、その背後に市房山、その右手に霧島の遠望が薄く墨絵のように見え、感嘆の声を押えきれない。
そして眼下には、一面シャクナゲの大群落が花の季節を思い出させる。
飽きない展望を後にするには勇気がいるが、時は意に反して過ぎ下山を余儀なくされる。
そして花時、再来を決意するように山頂を後にする。

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