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熊本県の山

国見岳[1738.6m]

分岐〜国有林案内板(60分) [ この区間の地図 ]

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ここはT字の分岐になっており、白い案内板には次のように書かれ、下部には矢印で国見岳へ行く手が示され、一息ついて右手へ登って行く。

国有林
この地域一帯は九州中央山地森林生物遺伝資源保存林です。
自然の景観を大切にしましょう。土石や植物の採集は止めましょう。
たばこの火に注意しましょう。<林野庁八代営林署>


倒木を見てスズタケの道を少し登って行くと、数本の倒木が行く手を阻むように倒れ、これをまたいでいく。
傾斜は、この辺りから少しばかりゆるんでくれる。
さらに、大きな倒木を左手へ乗り越えていく。
ゆるやかな傾斜に足取りは軽く、さらに倒木を乗り越え狭い踏み跡をなぞるようにゆるやかな傾斜を登って行く。
北側には、国見岳から尾を引くように延びる稜線が樹間に見え隠れする。
道沿いには、相変わらずスズタケが多い。
さらに、倒木を左手へ乗り越えスズタケの道を行く。
左手に目を上げると 白骨化した立木 が、右手には幹の途中で引き裂かれた大木に目は固まってしまう。
そして、足場を切り抜かれた倒木を踏み越えていく。

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少し登ると正面東側に展望が開け、国見岳から五勇岳に至る稜線が樹間に見渡せる。
ここで一息つき、足の疲れを和らげながら左手へ向きを変えスズタケの道を行く。
さらに倒木を越え、ゆるやかな傾斜を行く。
少し行くと、道はゆるやかに下りだし、右手に桜の木を見る。
7〜80mも行くと左手に 一本のヒメシャラ を見る。
さらに下ると、右手に立ち枯れた幹が何とも痛ましく見える。
左手大木に触れると、ゆるやかに登りだす。
少し登ると傾斜はゆるんでくる。
左手には数本の大木が幹を並べ、この大木を見るとわずかな傾斜で下り始めほぼ平になる。
さらに倒木を乗り越えていく。
少し行くと倒木をまたぎ、ゆるやかに登りだす。
この辺りも倒木が多い。
その倒木は、ほとんど腐りかけている。
わずかなアップダウンに疲れは生じないが、倒木がわずらわしくなる。

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二股に分かれた倒木をまたぎ、ほぼ平坦な道を行く。
この辺りも立ち枯れた幹が多い。
さらに立ち枯れた幹に触れ、スズタケの道を行く。
この辺りは、傾斜は小さく足取りは軽い。
ほぼ平らな道を少し行くと、また古損木と化した倒木が道をふさぎこれを乗り越えていく。
道に傾斜はなく、容易に足は前に出るが倒木がそうはさせてくれない。
右手大木に触れると、また行く手をふさがれてしまう。
倒木は、何百年と生き抜いた大木が多い。
そして、生きているのか、それとも立ち枯れてしまったのか葉のない大木に目を向け、再び緑に覆われた大木を思い出してしまう。
さらに倒木をまたいで右手へ向きを変えると、正面に7〜8本が密生したヒメシャラが目に飛び込んでくる。
ここを分け入るように進んでいく。
少し行くと、ゆるやかかに登り出す。
そして、低木の枝先に触れながら登って行くと正面が開けてくる。

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少し行くと右手樹間に展望が開け、小国見岳辺りが見通せる。
左手も京丈山へ連なる稜線をうかがうことができる。
辺りには、シャクナゲが随所に見られる。
一息ついて、北側へ直進して行く。
道脇に大きく枝を広げるシャクナゲに目を配りながら、わずかな傾斜を下って行く。
すぐ左手に大きな倒木の株を見てさらに下って行く。
右手に枯れた立ち木を見て左手へカーブすると、また登りだす。
しかし、傾斜は小さく足に疲れは生じない。
さらに右手に立ち枯れた木を見て登って行く。
道は、わずかではあるが傾斜を増してくる。
ピンクのリボンを見ると、左手はガレ場のような空地になる。
しかし、そこは大木が倒れ株を起こした跡で、見るに忍びない。
さらに直進し登って行く。
左手に立ち枯れた大木を見ると傾斜はゆるんでくる。
左手には、また大木が横倒しになり株の裏側をさらけ出している。

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何百年も同じ場所で育ち、さらに何百年も生き続ける筈の大木が、決して見せることのない株の裏側をさらけ出す光景に、厳しい自然の摂理を恨みたくもなる。
さらに道に添って横たわる古損木にも、切ない想いを寄せながらゆるやかな傾斜を登って行く。
そして、正面に立ち枯れた大木に目を向け、さらに古損木を乗り越えていく。
この辺りも、古損木は実に多い。
古損木は自然災害によるものか、それとも菌や虫に犯されたのかはっきりしないが、倒木の他立ち枯れた木も多い。
スズタケのゆるやかな傾斜を登って行くと、またも道を横切る数本の倒木を乗り越えていく。
倒木に木を寄せながらピンクとブルーのテープを見ると、正面に 枝を広げたブナ大木 を見る。
この大木も既に立ち枯れ、哀れな姿を見せている。
尾根筋に巨大な幹を立て枝を広げたこの木は、昔日多くの登山者に木陰をつくり、いやしの空間を提供してくれたはずではあるが、今はその面影はない。
ブナの大木は3本あったと言われ、誰が名づけたのかブナ三兄弟も昔日の話となってしまった。
踏み跡は、この枯れ木の左手を巻くように伸び、すぐ先に一際目立つ一本のシャクナゲが、枯れ木を弔うように見えてしかたがない。
すぐ右手には、台風の影響か太い幹が引き裂かれたように幹先を失っている。
幹先は、地面にたたきつけられたように横たわっている。
道は徐々に傾斜を増し、狭いスズタケの中を分け入って行くと、また、行く手をふさぐような倒木を越えていく。
さらに倒木を乗り越えて行くと、ピンクのリボンに目を取られる。
すぐ右手に展望が開け、五勇山へ連なる稜線に向かって、両手を挙げ深呼吸したくなる。
この展望は、株を起こした倒木に得られたもので気は重い。

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展望に一息つき、数本の倒木を越えていく。
さらに、倒木を越えて行くと傾斜を増し岩が多くなる。
その岩をよけ、左手へ向きを変え登って行く。
足の疲れからか、傾斜は見た目以上に大きく感じる。
そして、ピンクのリボンを見て蛇行していく。
右手樹間に広がる展望に一息つき登って行くと、岩は無くなりスズタケの道になる。
ここも傾斜は小さくない。
スズタケの道を抜けると、また露岩が多くなる。
さらにスズタケの尾根筋を行く。
スズタケの道を少し行くと、行く手を遮断するような 2本の倒木 に出会う。
この倒木を、腰を落としてくぐって行く。
これがリックに引っかかり、抜け出すのに足に応える。
少し行くと、道沿いにシャクナゲ目立ってくる。

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