谷筋より稜線歩きがいい・京丈山[1473m]
登山口〜木橋(15分) [ この区間の地図 ]
現在美里町柏川登山口へ向かう林道は閉鎖され、ワナバノ谷登山口から山頂を目指す。
春には、両コースともカタクリの花が見られるが、昔日の群生は見られない。
狭い駐車場脇の橋を渡るとすぐ左手に登山口がある。
登山口には道標が立てられ、「京丈山登山口」と案内され、さらに誰が書いたのか「約190分です」と手書きされている。
左手には説明板が立てられ次のように書かれている。
水源かん養保安林
この保安林は、洪水を防ぎ渇水に備えるための大切な役割を持つ森林です。保安林内の立木伐採等の行為を行う場合は、許可が必要です。
熊本県八代地域振興局林務課
一歩踏み込むと傾斜は大きい。
踏み跡は狭く路肩は丸太木で補強されている。
すぐ傾斜はゆるみ、ススキの中に分け入るとヒノキの植林地が広がる。
道は小石が多い。しかし歩くのに支障はない。
道は次第に傾斜を強め、左手谷川に流れる瀬音を聞きながら登って行く。
傾斜は小さくない。
左手へカーブし登って行くと、
わずかな空地
に辿り着く。
道は右手へ伸びるが踏み跡は薄い。
道は直進するように狭い道も伸びる。
足は直進するように狭い道を選んでしまう。
しかし、直進する道は斜面に付けられ、路肩が崩落し容易でない。
薄い踏み跡を右手へカーブして行くと、左手へバックするように鋭角に分岐し、ここから
急坂を登ってもいい。
さらに直進して、スギの倒木を越え左手へカーブし登って行けば、どの道とも合流し遠回りになるがこの道が無難。
しかし足任せに狭い道を直進して行く。
小石の多い狭い道は、所々路肩が削られ極端に狭い。
さらに、左手は深く切れ落ち足を取られるわけにはいかない。
スギの葉や小枝の多い道を慎重に2分足らず行くと、
1mほどの段差
が現れ一瞬足は止まってしまう。
幸い、右手に根っ子が下がりそれを手に段差を降り、左手に立つスギに抱きつきバランスを整え一息つく。
さらに、右手にコケむした岩に触れ右手へカーブし登って行く。
傾斜は大きく小石も多い。
さらに急坂を登って行くと、分岐を遠回りした道に登りつく。
これを左手に取ると、ゆるやかな傾斜に足は軽くなる。
さらに、緊張もほぐれ気も楽になる。
そして、倒木を越え左手へカーブして行く。
右手にコケむした岩壁を見て右手へカーブすると、正面にも岩壁が現れその手前から左手へカーブして行く。
すぐ岩壁を巻くように右手へカーブし、ゆるやかな傾斜を登って行く。
10mも行くと左手道際に
白い木柱
が立てられ「復旧治山大65号」、側面には熊本県と書かれている。
少し行くと、道は下りだしミゾ状にえぐれた、雨期の水路のような場所を横切っていく。
左手には、コケむしたコンクリートの堰堤を見る。
さらに直進し、正面の岩壁の手前から左手へカーブし、堰の袖コンクリートの上を行く。
すぐ右手へカーブし、狭いスズタケの道を行く。
この辺りも一部路肩が崩落し、さらに狭くなっている。
少し行くと、また正面に岩壁が現れ、その手前から左手へ
白い木柱
を行く。
左手はほぼ垂直に切れ落ち用心しながら岩壁に沿って右手へカーブし土道を行く。
10m足らず進み左手へ傾いた露岩を踏み、その段差を降りていく。
そして右手へカーブして行くとゆるやかに登りだし、道には小石が多くなる。
少し登るとゆるやかに下りだし、右手にコケむした露岩から染み出るわずかばかりの水を見る。
右手斜面には、コケむした露岩が多い。
左手沢には、岩の隙間に流れ落ちるわずかな水の流れがなんとなく気を落ち着けてくれる。
さらに右手にコケむした岩に触れ、右手へゆるやかに登って行く。
少し登ると、ヒノキの植林地に踏み込んでいく。