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登山口は、車道を横切ったところから石段を登って行く。
そのまま車道を歩き、最上段の駐車場へ行ってもいい。
石段を登ると、この時期雑草が生い茂り踏み跡は見られない。
平地を少し行くと左手に行く手を示す道標が立てられているが、これは見るだけでいい。
道標の方へ反れるとぬかるみになり、靴を汚してしまう。
これを直進しわずかな傾斜を数メートル登ると、踏み分けは右手に分岐しその先にも道標を見るが、これも見るだけでいい。道標には行く手を「冒険のスロープ」と書かれている。
さらに直進すると擬木の階段になる。
階段は雑草に覆われ、人が歩いた気配は感じない。
50段ほど数えると踊り場になり、さらに階段は続く。
そして30段も登れば広い空地に着く。
その先には車道が通り、空地左手角には道標が立てられ、左手へ「巨石散策道入口」と案内している。
車道を左手に10mも行くと、右手に石段が付けられこれを登って行く。
石段は、50数段で二手に分かれ左手にとると、また広い空地になる。
その先にも車道が左右に走っている。
ここ空地はアスファルト舗装され、こうした空地は巨石群見学者のための駐車場か。
車道に出る前に左手へ草道を行くと、正面に休憩所がある。
休憩所には、ベンチやテーブルが用意されているが、休むのはまだ早い。
休憩所の左手から裏へ回ると、左手南側に展望が開け北佐賀変電所も眼下に見下ろせる。
休憩所右手には、蛇口もあり水も出るが、飲み水にはならない。
空地に戻り車道に出ると道路際に道標が立てられ、右手へ「巨石散策道入口」と案内している。
道標に従い右手へ車道を登って行く。
道路両脇には桜が植えられ、心地いい木陰を造ってくれる。
少し行くと左手へカーブ、右手には沢が流れせせらぎの音が涼しく感じる。
さらに右手へカーブし登って行くと、右手にあずま屋が見えてくる。
ここにも広い空地が設けられ、車道の終点となる
右手奥の方にはあずま屋が、正面には立札が立てられ、左手へ「巨石群登山道入口」と案内している。
さらに、奥の方には「巨石群の歴史と文化」と題し説明板が立てられ一読すればいい。
ここ肥前大和巨石パーク山中に、肥前風土器にも記載されている巨石群(10m以上の石が16個以上)があり、この巨石群は与止日女神社の御神体と考えられている。
大和町は肥前国府があった場所として、周知のとおりであるが、その国司には、遣唐使として有名な「吉備真備」や、大江山酒天童子退治で、平安時代の快男子とうたわれる「源頼光」などの名がある。与止日女は、かって肥前国一の宮として栄えた与止日女神社の祭神である。
「肥前風土記」の佐嘉群の地名起源の話について「此の川上に石神あり、名を世田姫といふ」とあり、この世田姫が「延喜式神名帳」という書物にある与止日女神社の祭神と考えられ、古代では巨石を神様として信仰し、肥前風土記にもあるように神体は大きな岩であったと考えられている。
一息つき、立札に従い左手へ石段を登って行く。
12〜3段登ると正面に竹製の杖が置かれ必要なら借りてもいい。
左手へ数メートル進むと、右手へ階段が付けられ二手に分岐する。
直進は、ゆっくりコースと呼ばれ、小さな橋を渡り「神籠石」「天の岩門」へ通じる。
巨石群は、右手へ階段を登りチャレンジコースをとる。
右手へ階段を数段登ると
左手に木柱
が立てられ距離・参考タイムが記されている。
下部には「巨石めぐりの心得」が細かく書かれこれも一読すればいい。
一息ついて擬木の階段を登って行く。
階段は、傾斜は大きく数も多い。
辛抱して70数段を登ると階段は途切れ、露岩の上を行く。露岩は花崗岩か、表面がザラザラとして滑りやすい。
そして右手へ折れ、また階段を登って行く。
5段ほど登り、右手へ向きを変え登って行く。
両脇にはシダが多く、葉を容赦なく伸ばしている。
階段は20段ほど続き、左手へ倒木をくぐって行く。
階段はさらに続く。
階段は、左右に蛇行しながら50段ほど数えてしまう。
そして左手へ向きを変え、浮いたような階段を数段登り、右手へ向きを変えさらに20段を登ると階段は終り落ち葉の道に変わる。
落ち葉の道も傾斜は小さくない。
この辺りも大きな岩が自然林の中に散在する。
辛抱して登って行くと、正面に木柱が見えてくる。