里山を行く・白馬山 [ 261m ] − 大法山 [ 232m ]
登山口 → 白馬山(所要時間:約40分)
登山口は、安国寺の広い駐車場から、安国寺を右手に見て車道を行く。
1分も行くと、
正面に大きな石碑
を見る。 石碑には【梅林公園】と刻まれ、その石碑の裏側には「筑前山田梅林音頭」の歌詩が刻まれている。
直ぐ左手木の足元には、古い案内板が建てられ「ばくちの木:530m」「奥の院:240m」と案内され、右手に石碑を見て擬木の石畳を歩いて行く。 4〜50メートルも行くと、左手に道標が立てられ
┤字形の三叉路
に着く。
道標には、左手「大法園:730m」直進は「奥の院:340m」と案内され、左手へ分岐する。左手は帰路戻ってくる。
道標に従い、ここを直進し石畳をゆるやかに登って行く。
右手には、
梅の木
がたくさん植えつけられている。
1、2分もゆるやかに登って行くと、林の中に踏み込み梅林を背にする。
右手に、根を張り出す大きな木を見て、さらに石畳をゆるやかに登っていく。
林に踏み入れると、もうそこは深山の気配が漂ってくる。
左手には小さな沢が流れているが、水は少ない。
少し行くと、左手足元に
古い案内板
が立てられ「バクチの木:300m」「奥ノ院:110m」と案内されている。
少し行くと、道には、砕石がまかれ、
正面の岩
を避けるように、右手から左手へ迂回して伸びる。
直進して、正面岩の左手の石段を登り、砕石の道を横切り、さらにコケむした石段を登って行ってもいい。
左手に大きな木を見て、その石段を登って行く。
コケむした石段は、段差は少なく息を切るような傾斜ではない。
1分も登って行くと、右手へカーブした突き当たりに、
道標
が立てられ、直進は三高山へ、左手は「安国寺奥の院:30m・白馬山頂:480m」と案内されている。
道標を見て、すぐ左手へ石段を登って行く。 右手には、樹皮がはがれ白い斑点がたくさんある「カゴノキ」を見て、岩道を登って行く。 「カゴノキ」には、根元に樹木板が置かれている。
右手に、圧倒されるような岩を見て、数メートルも行くと右手に
四角の案内板
が立てられ「安国寺奥の院」と書かれている。 その先の右手上に目を上げると、
石造りの祠
が安置され花も添えてある。
この辺りは自然林が密生し、日も当たらず薄暗い。
湿気も多く、岩にはコケが多い。
岩道を左手へカーブすると、左手に道標が立てられ「白馬山頂:450m」「大法山頂:815m」と案内している。
石段を下りさらに右手へカーブし、自然石を積み上げたような石段を登って行く。
登りきったところの左手には、大きな
枯れ木の根元
が残っている。
この枯れ木には、沢山のコブができ、永い間ここに幹を伸ばし威容を誇っていたことがうかがえる。
その枯れ木には、既に若々しい木が枝を伸ばし、その場所を受け継いでいる。
ここを10メートルほど行くと三叉路となる。
左手へ下れば、大きな木があるコケむした石段の登り口へ通じる。
道は斜面に付けられ、歩きやすい平坦な道を行く。
少し行くと、左手幹に巻かれたブルーのビニール紐を見て右手へカーブし、
擬木の階段
を登って行く。
階段は、46段ほど数え左右に蛇行しながら登り、さらに13段ほど登ると斜面に付けられた平坦な道になる。
周辺には大きな木が多い。 道はすぐ登りに変わり、次第に傾斜を増してくる。
正面には、縦長の口を開けたような穴を持つ木が目につき、その手前から少し左手へ、さらに右手へカーブし、急坂を登って行く。 口を開けた木から1分も行くと、左手に大木が幹を伸ばし、そこは三叉路になっている。
山頂は、左手へ
柵のある石段
を登っていくが、その前に10メートルほど直進して行くと、右手に赤い肌をした大木がある。
その木までは10メートルほどあるが、その先は踏み跡はない。
そこを引き返し
大木
のある三叉路まで戻る。
その角に幹を立てる木も口を開け、樹木名を「ムクロジ」と案内されている。
すぐ、手摺のある石段を右手へ登っていく。
途中、右手には面白い形をした小さな幹に、ブルーの紐が吊るされている。
石段を15〜6段ほど登り、さらに左手へカーブし15段ほど登ると、正面左手に、
赤い木が目につく
。
直ぐ横に説明板が立てられている。
赤い木は、樹皮がはげ落ちる様を、バクチに負けて裸になるのに例えて、「バクチノキ」と名付けられたと説明されている。
すぐ右手へカーブすると、右手に竹に似せたコンクリート製のベンチが目につく。
左手に
大きな岩
を見て、ゆるやかに石段を登って行く。
すぐ倒木を見るが、倒木は道幅だけ切り取られ、通るのに支障はない。
バクチノキ
福岡県指定点検記念物で、樹齢400年以上と推定される県内最大というバクチノキである。 房総半島以西の本州から四国、九州、琉球、台湾、中国南部の暖地に自生する常緑高木で、樹皮のはげおちるさまをバクチに負けて裸になるのにたとえて名づけられたという。 もともと海洋性のもので、海岸線より約30粁も内陸に位置し、しかも2本の大木が近接して生育しているのも珍しいことである。
<山田市教育委員会 山田市文化財保護審議会>
道はすぐ右手へカーブし、18段ほど擬木の階段を登る。
さらに右手へ21段ほど登り、2メートルほど途切れて15段、そして、42段ほど数えて右手へカーブしさらに1段を数えて登って行く。
この辺りは階段が多い。
途中一息入れ、さらに階段を登って行く。
3段ほど登ると、さらに長い階段が続く。
段差が大きい階段を42段ほど数え、右手へカーブして27段、数メートルとぎれて19段、そして途中から左手へカーブし登って行く。 階段が多く無理して数えることはないが、数える傍ら忘れてしまう。
道には落ち葉が多くなってくる。
10mほど登ると、また擬木の階段が始まる。
途中、右手に大きな「ムクロジ」の木を見て、小さく蛇行しながら、24段ほど登る。
階段の間には自然石の石段もある。
やっと尾根筋にたどり着き、左手へ登ると右手に倒木が株の裏側を見せている。
さらに北へ1、2分も登ると山頂に着く。