シャクナゲの自然歩道を行く・犬ヶ岳 [ 1130.8m ]
木柱(野峠から1000M)〜ベンチ30分)
木柱には「野峠から1000M」と案内されている。
さらに2〜3m進み、左手へバックするように鋭角にカーブし登って行く。
少し行くと、道は右手へカーブし傾斜を増してくる。
途中、倒木を左手によけると傾斜はゆるむ。
道の真ん中にプラスチックの支柱を見て登って行く。
この辺りは椿が多い。枯れてしまった倒木も多い。
倒木をよけながら、少し登ると関所でも行くように
二つの岩
が並び、その間を抜けていく。
関所を抜けると、傾斜はゆるみ足は軽くなる。
10mも行くとゆるやかに下りだし、
2台のベンチ
が据えられている。
ここで一息つき腰を降ろせばいい。
右手には「ブナ林」と題した説明板が立てられている。
ブナ林
ブナ林は、温帯林を代表する林の一つで、暖帯に属する福岡県では標高が900m以上の山地にみられます。 ブナの林相は、下層にスズタケ・クマザサ類が広く分布しているのが特徴です。 東北地方と同じ温帯林の姿をしているこのブナ林は、学術的にも価値のある林です。
<環境庁・福岡県>
体を休めたら、左手へカーブしながらゆるやかに登って行く。
左手に大きな立ち木を見ると、道沿いに倒木が横たわる。
左手に「こしあぶら おこぎ科」の樹木板が地に落ちているが、どの木がこしあぶらか分からない。
椿の花に見とれ、左手の大木に気をもらいながら左手へカーブして行く。
道に取り残されたような岩をよけ、さらに右手へカーブし根っ子の道を登って行く。
傾斜はなかなか厳しい。
左手には枯れた大きな立ち木を見る。
少し登ると、根っ子は地中に隠れ歩き安くなるが、足が休まる傾斜ではない。
しかし、幾分傾斜を緩めてくれる。
落ち葉の道を2〜30mも行くと、露岩が多くなる。
露岩の道は右手へカーブしゆるやかに下り始める。
さらに左手へカーブしていくと
右手に道標
が立てられている。
手前の幹に写っている丸いものは何か分からない。
道標には行く手を「一ノ岳:2・4km 犬ヶ岳:3・8km」と案内されている。
犬ヶ岳はまだまだ遠い。
一息ついて、大きな傾斜を下っていく。
道はすぐ登りだし、狭い道を登って行く。
狭い道をゆるやかに登り、根っ子の段差を降りると傾斜はゆるみゆるやかに下りだす。
右手斜面には、シャクナゲが半開きの状態で彩を添えている。
斜面に付けられた狭い道を左手へカーブし、木段の段差を降りるとまた登りだす。
辺りに
シャクナゲ
多くなる。
しかし、高度が上がったせいか、まだ半開きの状態ではあるが目的がかなえば十分満足する。
落ち葉の道を左手へ下り、右手へカーブして数メートル登るとまた下りだし、土に埋もれかけた木段を10数段下っていく。
さらに根っ子の階段を下り右手へカーブし下っていく。
途中左手に「この美しい自然………」と書かれた案内板を見て、すぐ右手へ下っていく。
直進する踏み跡
も残されているが、その先は行き止まる。
左手に倒木の株を見て回り込み、コケむした二つの岩の間を抜けると
正面にシャクナゲ
が咲き誇っている。
すぐ右手へ向きを変え、赤いテープが巻かれた枝をくぐり下っていく。
シャクナゲは、両脇にも見るが花は既にしおれ、その脇に立つミツバツツジも花時を終えている。
右手に目を下ろすと、倒木が決して見せることのない根株の裏側を無残にもさらけ出している。
少し下ると。右手斜面に一部
浮いた株
も目に入る。
まぶしいような新緑に目を預けながらさらに下って行く。
落ち葉の歩きやすい道はゆるやかに登りだし、途中倒木をくぐっていく。
ゆるやかな登りは足に負担はかからない。
少し登ると、またゆるやかに下りだし倒木をよけていく
。 落ち葉の道は、またゆるやかに登り木段が付けられている。
しかし、踏み跡は木段の脇に付けられ用を果たさずにいる。
道の真ん中に44番の支柱を見ると登りきり、またゆるやかに下りだす。
道はすぐ平になり、ここで携帯用の椅子をセットしひと時を楽しむ登山者が印象的だ。
歩きやすい道に、気持ちはそれ以上に高揚し自然の有難さが伝わってくる。
道はまたゆるやかに下りだす。
少し下ると
大木が倒れ
掛かり、これをくぐっていく。
この辺りもシャクナゲが多い。
時間があれば、顔を近づけその香りを吸ってみたい、そんな想いが胸を走る。
左手にコケむした倒木を見てゆるやかに登って行く。
10mも登るとゆるやかに下り始め、左手に大木を見るとまた登りだす。
さらにシャクナゲの香りに触れながら右手へカーブしゆるやかに下っていく。
途中、大きな倒木をくぐって行くと程よく右手にベンチを見る。
気持ちのいい道に待っていたような気もする。