九州の歴史をきざむ・四王寺山 [ 四王寺山:410m ]
百間石垣〜大原山(70分)
車道を左手北側へ100メートル余り下ると、右手へ
右折し橋を渡っていく
。
車は進入禁止とされ鎖が張られている。
橋の入り口には道標が立てられ、行く手を「土塁」と案内されている。
橋を渡ると、すぐ右手に「県民の森案内絵図」を見て車道を登って行く。
左手に平成16年度事業で造られたコンクリートの堰を見てさらに車道を行く。
道沿いには、「ハギ」が多く、夏から秋にかけピンクの小さな花を咲かせる。
橋を渡って、5〜6分も行くと、
左手に道標
が立てられ「至勝田・土塁」と案内され擬木の階段が付けられている。
外周コースは、この階段を登っていく。
内側コースは、そのまま直進し4〜5分も車道を行くと、行き止まりになり右手の丸太橋を渡り、左手に小石垣の説明板を見て、すぐ先の道標から左折し小石垣を目指し、土塁を5〜6分も行けば外周コースに出会う。
さて道標を見て階段を登っていく。
階段は傾斜が大きく、無理しないがいい。
登りきると傾斜はゆるみ、足の疲れが引いていくのを感じる。
すぐ傾斜を増し、また階段になる。
階段をさらに20数段登ると、
左手に道標
。
正面には道標が立てられ「至勝田」と書かれ、直進してヒノキ林の中を下っている。
ここで一息つき、右折し登っていく。
道は、急坂ではないがゆるやかでもなく足にこたえる。
左手はヒノキ林がどこまでも続く。
すぐ右手に小さな立て札が立てられ、「ギンリョウソウ生育地 時期 4月下旬〜6月上旬」と案内されている。
ギンリョウソウは、薄暗いところに生え生物の死骸や排泄物を栄養源とし、葉緑素を持たない珍しい花で半透明の白い花を咲かせる。
「銀竜草」と書き、色や形が竜に似ているところから付けられたらしい。
道は1〜2分も登ると
徐々に傾斜を緩めてくれる
。
ゆるやかな登りを左手へカーブして行くと、右手に
崩落した斜面
を見る。
その崩落した上部を右手へカーブしていくと、落ち葉の平らな道になる。
そして平坦な道を左手へカーブしゆるやかに下っていく。
少し下ると、正面にトラロープが張られ、手前から右手へカーブし下っていく。
そこも大きく斜面が崩れ落ち、
新しい踏跡
が付けられている。
道は、崩落箇所を過ぎると
ゆるやかに登りはじめる
。
少し登ると傾斜はゆるみ、
快適な道をS字状に蛇行
していく。
左手はヒノキ林、右手は自然林に覆われ、足元に目をやると地面を覆い隠すようにシダが隙間なく密生してくる。
さらにほぼ平坦な道を行く。
崩落場所から3分ほど行くと、ゆるやかに登り始め
Y字に二手
に分かれる。
どちらを行ってもいいが、踏み跡がしっかりした左手を少し行くと、右手に19番札所の立て札が立てられ、右手へ分岐している。
右手へ3〜40メートル行けば
19番札所
に着く。
支柱には千手観音菩薩とある。
石仏は、千手もないが手のひらが7本づつ計14本が刻まれている。
札所を見たら元の分岐へ戻り、右折しミゾ状の道をゆるやかに登っていく。
1〜2分も行くと、キノコに覆われ頭上に倒れ掛かってた桜の木をくぐり抜け、右手へカーブして行く。
少し登ると、右手に立つ大きな松の木に触れ左手へカーブしていく。
さらにゆるやかな登りを蛇行して1〜2分も行くと分岐に着く。
分岐右手は、内コースで小石垣を経由し百間石垣へ通じる。
右手には道標が立てられ、行く手を「至松川」と案内されている。
ここで一息つき、直進してさらに外周コースを行く。
快適な外周コースをゆるやかに下っていく。
少し行くと、
右手にヒノキ林
が広がり、横しま模様のある
桜に似た木
が目に付く。
カバノキ科の「ミズメ」かも知れないが、どうか桜の木であってほしい。
右手に
大きな松の木
を見て、ほぼ平坦な土塁を行く。
4〜50メートルも行くと、左手にヒノキ林を見てゆるやかに登りはじめる。
少し登ると、右手足元に
白い小さな立て札
が立てられ「18番札所」と案内され、右手へ分岐している。
右手へ10数メートル行くと、18番札所があり3基の石仏を見る。
支柱には「十一面観音菩薩」と書かれている。
分岐へ戻り数メートル登ると、右手に18番札所へ通じる別ルートがある。
外周コースはここからゆるやかに下りだし、20メートルも下ると左手に道標が立てられ、左手へ分岐し下っている。
道標には左手へ「松川」と書かれている。
分岐から10メートルほど下ると左手に大きな赤松が枝を広げている。
さらに直進して、雑草に隠れるような狭い道を行く。
左手ヒノキ林
、そして右手は豊富な自然林にの道を、分岐から1分も行くと右手足元に17番札所の立て札が立てられ、右手へ10数メートル行くと
2体の石仏
を見る。
札所から元の道へは行かず、札所の手前から左手へ鋭角にカーブしていくと外周コースに出る。
外周コースはほとんど傾斜はなく、平坦な道が左右に蛇行し伸びる。
さらに右手へすぐ左手へカーブし、ゆるやかに登っていく。
その右手角にも薄い踏み跡が伸び16番札所へ通じる。
道は少し登るとすぐ平になり、左手に崩落した斜面を見て10メートルも行くと、右手へバックするように
鋭角に分岐
している。
この分岐を右手へ10数メートル行けば
16番札所
がある。
支柱には「千手観音菩薩」と書かれている。
分岐の中央部には石柱が100ミリほど頭を見せ、つまずきかねない。
分岐から、また
平坦な道
を辿る。
少し下るとまた平らな道になる。
左手はヒノキ林が広がり、右手にもヒノキ林を見ると、道はゆるやかに登りはじめる。
この辺りから、大原山への最後の登りになる。
正面、道の真ん中に2本の木を見ると道は
Y字形に分岐
する。
右手の幹には青いテープが目印に巻かれている。
ほぼ直進して伸びる平坦な道に足は向いてしまうが、踏み跡は薄い。
疲れた足にムチを討つように、
左手へカーブ
し登っていく。
道は、次第に傾斜を増しさらに右手へカーブし、急坂を登っていく。
この急坂が、このコース最大の難所といえるが、1〜2度足を休めれば傾斜は次第にゆるんでくる。
左手に
ヒノキ林
を見て登っていくと、右手に大径の桜の木が数本立ち並んでいる。
花時は、桜の下で一時を楽しむといい。
生い茂る草をかき分けるように登って行くと、左手樹間にわずかばかり展望が得られる。
さらに草道を登って行くと、正面に枝を広げた木が見えてくる。