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九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

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大分県の山

坊がつるコースを行く・平治岳[1642.8m]

登山口 → ベンチ(所要時間:約40分)

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平治岳登山は、ミヤマキリシマ花開く時期に限る。
登山口は、男池からソババッケ経由や吉部から鳴子川沿いを行くコースがある。
長者原からは、長丁場になるがタデ原湿原を横切り坊がつる経由で山頂を目指す。
登山口は、駐車場次第で茶店横からまたは長者原ビジターセンター横から石段を下り、 タデ原湿原入り口に架けられた橋 を渡って始まる。
道は、橋を渡らず右折して左手へ橋を渡ってタデ原湿原へ行けば近道になり帰路にとればいい。
登路は直進して橋を渡ると広大な湿原が広がる。
この 湿原の木道 を楽しみながら遠回りしていく。
タデ原湿原は、坊がつると共に平成17年11月8日、ラムサール条約の登録地に決定した貴重な湿原である。
橋を渡るとすぐ左手に説明板が立てられている。
木道を歩く人は、登山者のみならず観光客も多い。
木道を少し行くと、正面右手に硫黄山から立ち上る 穏やかな白煙 を見る。
木道は途中右手へカーブし、橋を渡って6,7分も歩くと 十字路 に着く。
右手は登山口への近道になり、帰路に通り遭難者を救ったと言われる名犬平治号を見て帰ってもいい。
直進は自然研究路が伸び、すがもり越に通じる硫黄山道路に接する。
十字路には道標立てられ、左手を「雨ヶ池越」と、別の道標には、「雨ヶ池:2・7km 坊がつる4・7km 九州自然歩道」と案内されている。
山頂は、道標に従い雨ヶ池・坊がつる方向へ左折していく。

ようこそタデ原湿原へ
木道からさまざまな湿原植物の観察をお楽しみください。
湿原植物などを採集し又は損傷することは法律で禁止されています。木道から湿原へ下りないで下さい。

タデ原湿原の説明
長者原の東端および湯沢台の西北麓に、ヌマガヤ・ミズゴケなどの湿原植物が生育するところで、中央部に星生山を源流とする酸性の強い白水川が流れている。この川は、南から北に大きな屈曲を見せながら、横断道路を横切ってへべヶ池の湿地帯を通り鳴子川に注いでいる。
湿原の環境は、春から夏のお花畑、秋のススキの穂波、冬の霧氷の輝きなど四季折々の景観美を見せる。この景観の鑑賞とミズゴケなどの植物を保護するため、木道が整備され自然研究路となっている。

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左折してすぐ道標が立てられ「雨ヶ池越を経て法華院へ4・7km」と案内されている。
砕石を巻いたような道をさらに10数メートル行くと、林の中に入る。
少し行くと左手に道標が立てられ「長者原:0・5km 雨ヶ池:2・4km」と案内されている。
すぐ 正面に大きな木柱 が立てられ「雨ヶ池を経て坊がつる 大船山、平治岳至る」と白い文字で書かれている。
右手には、入山箱が設置され必要事項を記入しよう。
九州自然歩道を少し行くと、左手にまた説明板が立てられ「九重自然観察路」について説明されている。


最近午後から入山して夜まで下山できず遭難する事故が急増しています。午後からの安易な入山は控えてください。 なお山頂までの往復は6時間以上を要し、日没後は気温が零下十度まで達するので、くれぐれも注意してください。
九重町長・玖珠警察署長
大分西部森林管理署長


豊富な自然林に漂う香気を、胸いっぱい吸いながらほぼ平坦な道を行く。
道は露岩が多く目は足元に向いてしまう。
道沿いには「やまうるし」や「のりうつぎ」の 樹木板 が目に付く。
さらに平坦な道を行く。左手から 渓流 を流れる水の音が威勢よく聞こえ、体になんとなくひんやりとした冷気が伝わってくる。
正面には、右手から 弧を描き左手斜面に伸ばす幹 をくぐって行くと、すぐ木橋を渡る。
さらに10数メートルも行くと、左手に阿蘇くじゅう国立公園長者原ビジターセンターの説明板が立てられ、登山後九住の自然について学べばいい。

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広い道は次第に歩きやすくなる。 すぐ先の左手には、道標が立てられ「長者原:0・8km 雨ヶ池:2・1km」と案内している。
豊富な自然林に覆われた平坦な道を行くと、ゆるやかに登りだす。
左手に岩の上に ケルン を見て行くと、右手に道標が立てられ行く手を「坊がつる」支柱には「自然を大切に」と書かれている。
道はすぐ左手に分岐するが、先は 「行き止まり」 と案内されている。
少し行くと、道には 木の根が張り出し露岩 も多くなる。
両脇の岩の上には、小石が山と積まれている。
道には、足場を埋め尽くすように小石が多くなり目は足元から離せない。
左右に石積みを見て1、2分も行くと、また 道標 が立てられ登山口「長者原:1・0km」行く手「雨ヶ池:1・9km」と案内している。
この「坊がつる」コースは随所に道標が立てられ、行く手に不安を憶えることはない。

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道標を見ると、足の踏み場もない岩は少なくなり、歩きやすくなる。
辺りには、深緑色にコケむした岩が多く、道に転がる岩もコケむしてくる。
道は、岩に変わって 落ち葉が多くなり 周囲が見えてくる。
道標を見て5、6分も行くと「あさがら」の木を見る。
アサガラは、白く小さな花をたくさん付ける。別にシャンデリアのように咲かせるオオバアサガラもある。
落ち葉の道は、長くは続かずまた岩道になる。
岩の多い道 をゆるやかに登っていくと、左手にトラロープが張られている。
ロープは、周囲の植生を守るためか、 道標から2、3分も行くとまた道標が立てられ行く手を教えてくれる。
岩の多い道を左手へカーブしていくと、その 左手角にも道標 が立てられ「長者原:1・7km 雨ヶ池:1・2km」と書かれ、さらに 岩道を少し行くと、傾斜を増し 段差が大きい木段 になる。
木段は途中分岐するが、すぐ合流する。
木段は、所々杭が抜け壊れている。
雨ヶ池へ1・2kmの道標から2分足らず登って行くと、左手にまた道標が立てられ「雨ヶ池:1・5km」と書かれている。
木段の登りに、息は荒く考える余裕はないが、なぜか雨ヶ池が300m遠ざかっている。
しかし、それより右手前方にベンチが目に付き、足はベンチへ向いてしまう。
この辺りの道標が示す距離は意識せず、目印としてみたほうがいい。

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