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大分県の山

万里の長城を行く・鹿嵐山 [758.1m]

木柱 → 雌岳山頂(約25分)

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「ガンバレ老妻会」と書かれた木から 10メートルも登ると、右手に白い木柱が立てられ「雌岳頂上まで400m」と案内されている。

すぐ左手には、 無線クラブの案内板 が目につき「8合目 標高650m」と書かれている。
この地点で、雌岳山頂までの高度差は100メートルを切ってしまう。
急坂を少し登ると、左手斜面からヒノキ林が押し寄せてくる。
ヒノキ林を10メートルも行くと、T字形の三叉路になるが、ここは迷わず踏み跡がはっきりした右手の道を取る。
すぐ左手へ支尾根の稜線を登っていく。
さらに、緑と白のまんだら模様の岩を見て、根っこの段差を登っていく。
周囲は既に自然林ばかりで植林地は見当たらない。

少し行くと、右手に 数本の木が根 をからませ道に這い出している。
そこを登り右手へカーブしていく。
そこは踏み跡は薄い。
1分足らず稜線を登ると、右手に 展望 が得られ、 つかの間の展望を楽しみながら、足を休めればいい。
一息つき、さらに尾根筋を登っていく。
右手からは、 シャクナゲ が枝を伸ばしこれをくぐっていく。
この辺りにも大きなシャクナゲ多く、植樹されたものらしい。
苗木が育てば、花時はさらに登山者を楽しませてくれる。

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すぐ、左手にまた木が切られ、切られた木に隠れるように 木柱 が立てられ「平成12年度鹿嵐山探勝海記念」と書かれている。
すぐ手前には小さなシャクナゲの苗が植え付けられている。
よく見れば、切られた木はシャクナゲで唖然としてしまう。
一方では植樹を促しているにもかかわらず、なぜこうした事態になっているのか、その理由がわからない。
というより、体の疲れはそれ以上考えさせてくれない。シャクナゲを悼みながら、そこを後にする。
さらに急坂を登ると、右手の小高い所に白い木柱が立てられ「雌岳頂上まで300m」と案内されている。
この辺りたくさんのどんぐりが散乱し足を休めるついでに数個拾ってしまう。
少しばかり登り、木の根の多い急な段差を登ると右手にまたヒノキ林が広がってくる。

急坂を登りきり、根を張り出す大きな木を右手に見ると傾斜はゆるんでくれる。
正面には、台風の影響か大きな株が裏側を見せている。
その株の手前から左手へ下り、すぐ右手へ回り込むようにその株を右手に見て登っていく。
左手にもヒノキ林が広がっている。
ヒノキ林を抜けるとまた自然林になり、ここでも左手に大きな シャクナゲ を見る。
この辺りもシャクナゲが多い。

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シャクナゲ は、雄岳より雌岳が多くまた幹も大きい。
花は、シャクナゲに限らず、街中で見るより山で見た方が何故か心引かれる。
街中で、名も知らない花を踏みつけても気にもしないのに、自然の中で気持ちが変わったのか、山で見る花には、そこに駆け寄り腰を下ろして見ることがある。
大きな株を見て1〜2分も経つころ、左手にまた無線クラブの案内板が幹に掛けられ「9合目 標高700m」と書かれている。
標高差はもう30メートルほどしかない。 しかしなかなか傾斜は収まらない。
そして数メートル登って、右手へ岩場を登っていく。 さらに落ち葉の多い急坂を登っていく。
もう登山口から1時間以上は経過しており、足には大分疲れが溜まってくる。

途中足を休めながら2〜3分も登ると、右手に 木柱 が立てられ「頂上まで200m」と案内されている。
さらに、落ち葉や木の根の多い急坂を登っていく。 雌岳への道は足が安まる平な道はほとんどない。
むしろ急坂の連続で、休む時間も多い。
力強く這い出す根っこを見て、露岩を登っていくと正面に明かりが差してくる。
左手に大きな木を見て、落ち葉の狭い急坂を登っていく。

木柱から3〜4分も登ると、やっと雌岳への稜線に登りつく。
展望はないが、ここで息を整え水分でも補給するといい。
長い急坂に耐えてくれた足も休めさせたらいい。
登りきると、道は一変し右手西の方へ向きを変えゆるやかに稜線を下っていく。
稜線の道は、左右とも深く切れ落ちている。
しかし、自然林に保護され高度感や、危険を感じることはない。
平坦な稜線歩きは、特に急坂を耐えて登った体には、どこからとなく流れる風が実に心地いい。
気持ちのいい稜線を、雌岳を目指しルンルンと歩を進めて行く。
もう、山頂まで200メートルもない。 狭い稜線の道沿いには、枯れた倒木が多く輪切りされ道沿いに置かれている。
そして、小さく蛇行しながら2〜3分も行くと、左手に立ち枯れてしまった大きな木を目にする。

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さらに、細い尾根筋を行く。
「やせ尾根」 とも呼ばれる細い尾根筋を蛇行を繰り返しながら雌岳目指して行く。
しかし残念ながら、尾根歩きといえども道の両脇は自然林に覆われ展望はきかない。
ただ、一本道で脇道もなく迷うこともない。
沿線には台風によるものか、枯れた倒木が多く、輪切りにされ両脇に片付けられている。
林の中にも枯れ木が多い。
稜線を流れる気持ちのいい風を体全体に受けながら、山頂への距離を一歩一歩縮めていく。

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