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大分県の山

峰巡りが楽しい・三俣山[1744.7m]

登山道入り口 → すかもり越(約50分)

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「硫黄山道路」と呼ばれる車道はさらに伸びており、すがもり越へは車道を取ってもいい。
この登山道入口には次のように注意書きされた案内板が立てられている。

遭難事故多発 安全のためのお願い
1、体力に応じた計画をたてていますか?
1、ゆとりある装備と日程は大丈夫ですか?
1、非常の際の連絡の手段は持っていますか?
1、引き返す勇気をもちましょう
<大分県山岳遭難対策協議会>


登山口は自然石が階段状に積まれ、ここから登って行く。
岩を避けながら登ると、右手へ折れ、すぐ滑りやすい赤土の斜面を数メートル登って行く。
道には露岩が多く、雨水に表土が流され、土中の岩がそのまま浮き出たように道は荒れ、露岩を避けながら登って行く。
さらに右手へ登りきると、その突き当りには、路肩が崩れ落ち、トラロープが張られている。

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道はその手前から左に折れ、粘土質の滑りやすい赤土を少し登る。
登りきった正面もまた路肩が崩れ、未舗装の車道が真下に見える。
さらに右手へ折れ、滑りそうな、狭い急坂を用心して登って行く。
少し登ると、正面が崩れここにもロープが張られている。
ここを左手へ滑りやすい斜面を登って行く。
真っ黒い土の、荒れた道 を登って行く。
真っ黒い土は、永年の歳月に草木が腐り、土に替わったものだろうが、その下から、赤い土が現れている。
登山道入口から4、5分も登ると、道は狭いが、 平坦な歩きやすい道 に変わる。
道の両脇には、背丈が膝上程度の、葉の先が白いミヤコササが密生している。
ササ道になると、展望も開け正面には静かに横たわる星生山が望まれる。
右手足元に目を向けると、これも雨水によって作られたのか、川のように広いミゾが走っている。
両岸は、赤い土が剥き出し、底には岩が流されずに残っている。

道は数本見られ、交わったり分岐したり、足に任せゆるやかな傾斜を登って行く。
わずかな土の段差を登り、ササ道になって2、3分ほど行くと、少し下りだし、いきなり林の中に入る。
明るいところからいきなり林の中に入ると、一瞬見えなくなる。
しかし惰性ですぐ林を抜け出す。
少し行くと、道は数本に分かれる。
どの道を取ってもいい。
ただし、踏み跡がしっかりした道を選んだ方が無難。
道はまた歩きやすい道になる。 しかし、別の道をとれば話は変わる。
登山道入口から10分ほど経つと、 左手に標柱 を目にする。
この標柱にも、行く手を「すがもり越」と書かれている。
道はここから、右手へカーブし、岩の多い川床のようなミゾを渡る。
このミゾにはロープが張られている。
ミゾを渡ると、今度は岩がないミゾになる。
その奥にも広いミゾが通っている。
ここを左手へ折れ ミゾ道 を登って行く。
少し行くと、道は狭いがほぼ平坦な歩きやすい道になる。
道の両脇には広いミゾが走り、その間を行く。

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左手正面には目指す三俣山が大きな山体を見せてくれる。
ほぼ平らな道はまた幾筋かに分かれ、右手ミゾに寄り付くように伸びている。
ミゾは無残にも、赤土剥き出しの、 水のない河川 の様を見せている。
平らな道はゆるやかに登りだし、雨後は滑りやすく用心する。
標柱を見て、5、6分も経つと、溝の向こうに石垣が見える。
そこは 硫黄山道路 になっている。
硫黄山道路は蛇行を繰り返し、右から左手へ、東西に横一線に走っている

少し行くと、道は広いミゾ道になる。 ミゾ道を1、2分も行くと、 ミゾはさらに広くなり 、底には岩が多く左手にはロープが付けられている。
岩道はすぐ登りきり、また歩きやすい平坦な道になる。
少し行くと、道は左右に蛇行し、ゆるやかに下り始める。
道の右手にはロープが張られ、その奥にはミゾが通っている。
硫黄山道路を目前にして、すぐ左手へカーブし、ミゾか沢のようなところを渡っていく。
そこを少し登り返し、右手にミゾを見て狭い道を行く。
平らな道と右手ミゾの間にはロープが張られ、沢を渡って1分足らず行くと、正面に斜面が崩壊したような所を登って行く。
正面から右手へロープが張られ、その手前を右手へカーブし急坂を登ると、すぐ硫黄山道路に出る。

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右手には標柱が立てられ、行く手左手を「すがもり越」と案内している。
道は、小石の多い未舗装の道路を少し行くと左手に立派な案内板が立てられている。

休憩等禁止のお願い
この先300メートルの区間は、落石等発生しやすい場所です。 災害から身を守るため、休憩・休息等することなく登山しましょう。
<大分西部森林管理署>


道はこの案内板から、コンクリート舗装されている。
正面には、三俣山の西峰の斜面が視界一杯に広がる。
コンクリート道を右手へカーブしながら、ゆるやかに登って行く。
硫黄山道路を3分も歩くころ、左手に目を移すと、幾重にも重なる砂防提を目にする。

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さらに右手へカーブし、小石の多い未舗装の道が伸びる。
砂防提は、道の左手にも、造られ硫黄山直下にまで及んでいる。
その砂防提が見えなくなる辺りは、荒涼とした斜面の至るところから白い噴煙が上がっている。
これが硫黄山で、その頂からは、遠くからも見えるほど大量の噴煙が空に舞い上がっている。
右手斜面を見上げると、積み重なってできたような岩ばかりの斜面から、中には転び落ちてきそうな岩も見かけられる。
さらに歩を進めると、右手に「休憩等禁止のお願い」の案内板が立てられ、足の方が急いでしまう。

硫黄山道路を6〜7分も行くと、正面に 道はロープが張られその先で行き止まり になり、右手岩には黄色のペンキで「通行止」と書かれている。
「すがもり越」へは、その手前から左手へ下って行く。
さらに自然石で作られた石段を下りると、堤内に入る。
堤内は、歩きやすいように石畳が敷かれ、右手には、 砂防提の上に、硫黄山 から絶えることなく噴煙が湧き上がっている。
ここを横切り、11段ほど 石段を登って 、砂防ダムを後にする。
道は、提築造工事に伴う周辺整備が実施されたようで、小石がしっかりと踏み固められ、浮いた石はなく歩きやすい。

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左手には危険防止のロープが張られている。
ここを過ぎると、一面岩ばかりの斜面になる。
その岩場に狭い踏み跡が伸びている。
道は少し下り、すぐ登りに変わり右手へ大きくカーブして行く。
しかし道といっても道はない。
岩上を一岩一岩、確認するように登って行く。
道筋には、黄色のペンキで、各所に矢印や丸印が描かれて「すがもり越」へは、このペンキ印を頼って登って行く。
また、青いペンキで「ガンバレ中高年」とも書かれている。
岩道はまだまだ続く。なかなか先が見えない。
岩の中には不安定な岩もあり、一歩一歩確認して登って行く。
傾斜も厳しい。距離もなかなか縮まらない

砂防提から10分足らず登り、右手へ振り向くと硫黄山は、岩の斜面に隠れようとしている。
さらに4、5分も登ると左手に標柱が立てられ、行く手を 「すがもり越」 と案内している。
この標柱から1、2分、大きな岩の右手を登っていくと、神社の参道のように、 整然とした道 に様変わりする。
道の両脇にはロープが張られている。 しかし、浮石が多く、歩きやすいとばかりは言えない。
参道を登り初めて、2分ばかり、やっとすがもり越えに着く。

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