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大分県の山

国木田独歩が絶賛した・元越山 [581.5m]

道標〜林道(45分)

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道標には「元越山登山道」と書かれている。
数メートルも行くと、道は二手に分岐し左手へ下っている。
しかし踏み跡は薄い。
山頂は、直進してさらに 露岩のミゾ道 を登っていく。
左手にはトラロープが張られている。
このミゾ道も傾斜も大きく滑りやすい。
ミゾ道は、1、2分も登れば傾斜は収まる。
道端には長いシダが多い。短いシダは見当たらない。
  シダは経験上、海に近いところに多い。しかし、何故かわからない。
ゆるやかな傾斜を少し行くと、右手樹間に遠望を見る。
遠望を目にするたびにホッとする。
さらに露岩の道を少し登ると傾斜はゆるみ、足の疲れが引いてくる。
左手天井があけてくると、傾斜はさらにゆるみほぼ平らになる。
同時にシダが多くなる。
なんとなく、気持ちのいい道が続く。
左手には、またヒノキ林が広がってくる

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ヒノキ林に伸びるシダ道は、ゆるやかに登り始め左手へカーブしていく。
さらに20メートルも進み、右手へカーブして行く。
相変わらず滑りやすい露岩が続き、また深いミゾ道を登っていく。
ミゾ道は離合はできないぐらい狭い。
ミゾ道はすぐ浅くなるが歩きづらく、 左手に踏み跡 が付けられている。
右手斜面は、地肌を見えぬほどシダが覆いつくしている
ミゾ道は少し傾斜を増して滑りやすくなる。
稜線の左手をシダをかき分け登って行くと、 傾斜はゆるみ稜線の右手へ出る
この道もシダが多く、ヒノキが幹を伸ばす。
ゆるやかな傾斜に、足も元気を回復してくる。
右手樹間に遠望を見ながら、南の方へ気持ちよく歩を進めるとまた傾斜を増してくる。

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しかし、すぐ傾斜は収まりゆるやかに登って行くと、またシダの群生地になる。
群生地を伸びる道はまた傾斜を強めていく。
途中右手に、 腐れてしまった道標 が右手土壁に倒れ「山頂まで2・00km」と案内してくれる。
登山口から山頂まで3・2kmに対し、まだ中間点まで達していない。
さらにシダ道を登って行くと、すぐ傾斜は収まり歩きやすくなる。
しかし、シダ道とは言え、見えるもの全てがシダに包まれる。
シダ道を2分も行くと、右手南西の方にまた遠望が得られる。
遠望を見て一息つき、ゆるやかに登って行くと左手斜面にパネルが置かれ「元越登山道」と書かれている。
シダの群生を抜けると、傾斜はゆるみ歩きやすくなる。
ほぼ平らな道沿いには、またヒノキ林が迫ってくる。

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ほぼ平らな道は、ゆるやかに登りだし、右手へカーブして伸びる。
少し登ると傾斜はゆるむ。
左手ヒノキ林は、所々下枝が落とされ清清しい。
足元の滑りやすい露岩もなくなり、安心して周囲に目配りできる。
ヒノキは、スギほど長生きできないという。
スギは、屋久島のスギに見られるように、何千年も生きてきた証を見ることができる。
しかし、ヒノキはせいぜい数百年だという。ただ例外的に東京多摩に7〜800年のヒノキを見ることができるという。
なぜ、スギのようにヒノキは長生きできないのかわからない。
左手ヒノキ林に目をやると、元越山へ連なる稜線がうかがえる。
道は、ゆるやかな傾斜で左手東の方へカーブして伸び、傾斜はなくなる。
道には、落ち葉も多くなり足も軽くなる。
植林地も視界に消え、自然林が辺りを覆う。
道の両脇は、 相変わらずシダが多い
道は、尾根筋に付けられ、どこからともなく流れてくる風がなんとも気持ちいい。
この風は、体に汗を伴ってその良さがわかる。
平坦な道を1、2分も行くと左手に横しま模様のある桜に似た木が目に付く。
すぐ先の左手には、たくさんの幹を持った木に目が行き、ついでに数えてみると大小17本を数える。
数メートル先にも、幹の直径が20センチほどの桜の木を見る。
これが、春には淡いピンクの花を咲かせてくれれば有難い。

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少し行くと、左手に火の用心と書かれた木製の小さな立て札が目に付く。
その奥を見ると石仏が安置されている。
この石仏は「下の地蔵」と呼ばれている。
印相は、お釈迦さまが悟りを開いた姿で手を組んでおられる。
如来や菩薩は、体から偉大な知恵の光を放ち、あらゆる生き物を救うとされる光背もつけておられる。
これを後光とも呼ばれ「後光がさす」という表現を耳にする。
お地蔵さん特有の、錫杖や宝珠は持っておられない。
下の地蔵を見て4、50メートルも行くと右手に道標が立てられ「山頂まで1・50km」と案内されている。
平坦な道は、尾根筋に伸びヒノキ林の中をいく。
少し行くと左手に「元越山登山道 右側」と書かれた白い木柱が立てられている。
すぐ先で道は二手に分岐、右手の道を東側へゆるやかに登っていく。
左手の道は、シダに隠れはっきりしない。
斜面に付けられた道をゆるやかに登って行くと、台風の影響で倒れたのか、数本のヒノキが輪切りされている。
そこから10メートルも行くと、正面にまた同じ木柱が立てられ、元越山登山道を教えてくれる。
木柱の手前から右手へ 倒木をくぐり急坂を登っていく
さらに10メートルも登ると、また右手に隠れるように同じような木柱が立てられている。
道はそこから左手へカーブし狭いシダ道を行く。
さらに10数メートルも行くと、「元越山登山道」と書かれた案内板がヒノキの幹に掛けられ、すぐ左手へカーブし急坂を登っていく。
急坂にはトラロープが付けられ、すぐ正面に明かりがさしてくる。
10数メートルも登ると、林道に着く。

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