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大分県の山

久住奥座敷に鎮座する・大船山 [1787m]

入山公墓 → 大船山(約40分)

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その正面右手には、入山公墓を説明した白い案内板が立てられている。
立派な公墓はこの左手にある。
隣には、石囲いの中に立派な石碑も建てられ、藩主中川久清について書かれている。
山頂へは、三叉路へは戻らず、白い説明板の右手に行く。
少し行くと、道は左手へカーブし下って行く。
道には岩が多い。
しかし、下りきると平坦な道となり、自然林の中を気持ちのいい道が伸び、散歩気分で歩くことができる。
1、2分も行くと分岐を直進してきた道と出会う。
ここを左手へゆるやかに登って行く。
少し行くと道は、右手へカーブしほぼ平らな道を行く。

入山公墓
武田藩3代藩主、中川久清(隠居し入山と号する)が、家督を相続したのは承応2年(1653)で、39歳の時でありました。 久清は藩政改革等を積極的に行い、また万一異国船が渡来した時に備え、軍制の整備にも取り組み様式の火器を採用しひそかに訓練を行いました。 その演習場に大船山鳥居ケ窪を選んだといわれます。入山が大船山に始めて登ったのは寛文2年(1662)8月23日のようであり、入山は山麓で休息ののち地元農夫の背負う人鞍に乗って登山したといいます。 入山は、大船山をこよなく愛し、自分の墓所を大船山に設けるように書き付けを残し、天和元年正月20日、67才で死去しました。 入山の霊廟(御霊屋)は公の意に添って大船山の鳥居ヶ窪を見下ろすこの位置に建てられました。
<久住町教育委員会>

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右手へカーブし、カーブして6、70メートルほど行くと、右手に大草原が広がる。
ここが鳥居ヶ窪で、焚き火の跡もあり、ここで一泊する登山者もいる。
入山公墓の説明板によると、久清公はここで軍事訓練をしたという。
どのような軍事訓練か分からないが、この広大な平地であれば、自由奔放に駆け廻わることができる。
ここで一息つき腰を降ろしたい。
腰を降ろしてもいい。
しかし、時間をもっている登山者にだけ、許される休息で、山歩きを楽しめる貴重な時間となる。
さらに疲れも取れる。
さて、鳥居ヶ窪を右に見て直進して行く。
正面には、山頂直下の御池を包む峰が、大きな南斜面が視界を埋めるように広がって。
少し行くと正面に、標柱が立てられ、黄色の文字で大船山を案内している。
道はここから左手へカーブしてゆるやかに登って行く。
道には機械で加工された砕石のような、 自然の小さな石 が敷かれ、参道を行くようで歩きやすい。
参道のような小石の道は、少し行くと右手へカーブし、狭くなる。
小石は道幅にあわせ敷かれている。
しかし、両脇の自然林は互いに譲って2、3メートル幅に退き、歩く空間は広く気持ちいい。
少し行くと、小石の道は右手へカーブし ほぼ平坦な道 を行く。
足は気持ち以上に前に出る。

小石の道を2分ほど行くと斜面に付けられた狭いミゾ道になる。
ミゾ道はすぐ終わり、平坦な小石の道になる。 少し行くと、右手斜面から道を越え、頭上に幹を伸ばす木を正面に見る。
この木をくぐり、さらに平らな斜面を行く
少し行くと、道は左手にカーブし、少し傾斜が増してくる。
斜面の道をさらに右手へカーブし登っていくと、傾斜はゆるみ、快適な歩行に足取りは軽くなる。
1、2分も行くと、また頭上を横断する木をくぐり、左手にコケむした株を見てゆるやかに登って行く。
平坦な道を行くと、岩が多くなり、そのほとんどがコケを装っている。
左手には大きな木も目につく。
小石が敷かれた気持ちのいい自然林の中を行く。
左手には木を生やした大きな岩を見て少し下ると、 少し開けた場所 に着く。
なんとなく一息つきたい雰囲気が漂い、できればここで一服し、ここから始まる岩の多い急坂に備えたがいい。

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ここから少し右手へゆるやかに登っていく。
道には、地中から頭を出したどの岩もコケむしている。
その岩を避け登って行く。
1分も登ると道は右手へカーブし、傾斜はゆるむがすぐ ミゾ道 に差し掛かる。
左手には脇道もある。 道にはさらに岩が多くなり、岩上を用心して登って行く。
皮肉にも、 岩は道からあふれだし、道にだけ多い ような気がする。
道に積み重なる岩は、長年にわたる登山者の踏み跡でその部分が下がり、そこを雨水が流れ、表土を洗い流し、地中の岩が姿を見せただけのことで、道にだけ岩が多いというものではない。
分かってはいるものの、歩き辛いが故に色々考えてしまう。
岩々にも登山者の薄い踏み跡がある。
さらに2分も行くと、ミゾ道と別れるように右手脇道へ上がり、ミゾの右手を行く。
この辺りはミゾ道から脇道へよじ登る道が数本目に付く。
さらに1分ほど登っていくと、そのミゾ道を渡るように左手へカーブし、1メートルに満たない 平べったい大きな岩 へ上がり、コケむした岩の間を抜け登っていく。

さらに右手へカーブし登っていくと、道には小粒の石が多くなり、ほどよく滑り止めとなってくれ、歩きやすくなる。
少し行くと、道はまたミゾ道となり、真っ黒な滑りやすい道を行く。
さらに2、3分登っていくと、正面に 道を遮断するように、二つの岩 が左右に現れるが、岩も登山者に遠慮するかのように、人が通れる程度に開けている。
そこを遠慮なく通り抜け、さらに1メートルほどの岩の段差を登っていく。
少し行くと、道には岩はなくなり、少しは歩きやすいミゾ道を、ゆるやかに登っていく。
このミゾ道を右手へカーブして行くと、傾斜は増しまた岩道となる。
すぐ黒い土の急坂を登っていく。
この辺りは、小石はなく滑りやすい。
辛抱して急坂を登っていくと、正面に直立した 記念碑にしていいような岩 が登山者の通行を邪魔している。
その左手には、倒木が株を浮かしその手前から株の上を登って行く。
さらに急坂を少し登り、左手南側へ数歩行ったところに、素晴らしい展望岩がある。

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展望岩から眼下に見えるのは直入町か、足元から見る田園風景が、最初に見た光景より、ずいぶん深く遠くに見える。
阿蘇五岳も遠望できる。 ここで一息つき、数メートル道筋に戻り、直進して岩道を登って行く。
道にはあふれんばかりに岩がゴロゴロ しており、足場を確認しながら用心して登っていく。
道の両脇には、潅木の合間にミヤマキリシマが目に付くようになる。
特に左手に多い。
展望岩から3、4分ほど登ると、人の背丈ほどの岩壁を登る。
さらに1メートルほどの段差を登っていく。
幸い岩の真中辺りが低くなっており、岩の端に手をかけ登って行く。
1、2分も登ると右手へカーブし空地に着く。
ここからも素晴らしい展望が得られる。
南西の方には阿蘇五岳が、その左手に根子岳を見る。
周囲にはミヤマキリシマが目につく。
ここでも眼下に広がる展望を見ながら一息つきたい。
汗ばむ体には、麓から吹き上げてくる風が実に気持ちいい。
さて、一息ついたら後ろへ振り返り山頂を目指す。

目前の斜面を見上げると、その頂に 記念碑のように目立つ岩 を見て登っていく。
すぐ道は岩道となる。
少し行くと2メートルほどの岩の段差になり、左手にある岩に手をかけ登っていく。
ここを過ぎると南東の斜面に付けられた狭い道を行く。
この道筋にも、ミヤマキリシマが多い。
斜面に付けられた道を行くと、道は左手へカーブしまた岩道を行く。
右手にも踏み跡があるが薄く岩道を取る。
さらに左手へカーブして行く。
道は、両脇からミヤマキリシマや、ウツギ等の枝が張り出し、道を狭くしている。
一息ついて6、7分も登ると、右手上の方に 大きな岩がそそり立つ
この岩をよく見ると、目玉が二つ、鼻も口もあり「ゴリラ」によく似て見える。
腹を出し両手をぶらさげている。
どうしたことか右手ほほが垂れ下がっている。
不思議なことに右手ほほを口元に別な顔も見る。
このゴリラ岩を右手に見て、左手へ廻り左手斜面を行く。
ここにもミヤマキリシマが多い。
道は、さらにゴリラ岩を巻くように、右手へカーブし、急坂を登る。
コケむした岩を見て登りきるとゴリラ岩の真後に出る。
ゴリラ岩の方へ向かって薄い踏み跡らしきものがある。
ここを左手へ 岩の多い道 を登っていく。
すぐ狭いミゾ道になる。

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少し登ると、道の両脇にはミヤマキリシマが群生し、道へ張り出す小枝が体に引っかかり、登るには邪魔な枝になる。
しかし、6月の花が咲く時期になると、その細枝を守るように体を横にして登ってしまう。
この季節は、邪魔な枝とは考えもしない。
このコースは、半そでは禁物、長袖がいい、手袋もあればもっといい。
右手南東の方に、ミヤマキリシマ越しに、展望を得ることができる。
眼下には、鳥居ヶ窪の平地が広がる。
ゴリラ岩に出て、5,6分も登ると├字形の三叉路に出会う。
右手にある大きな岩へ伸び、その岩から眼下を展望することができる。
道の両脇に群生するミヤマキリシマは依然として続き、狭い斜面の道を蛇行しながら登って行く。
正面には、コブと呼んでいいのか頂に大きな岩が目につく。
ここを過ぎると道は歩きやすくなる。
正面には、鳥居ヶ窪から見た大きな岩を樹間に見て、左手へゆるやかに登って行く。
三叉路から1、2分も行くと、道は時折ゆるやかな下りも見せる。
右手にコケむした木を見て平に近い道を行く。
ほぼ平坦な道には、潅木が張り出す枝で狭く、 体をこすりながら行く

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右手には、寝そべりたくなるような草地の広場が目に付く。
少し行くと、大船山の山頂が視界に入ってくる。 さらに潅木の中に入っていく。
道は狭く、枝にこすられながらほぼ平坦な道を行く。
一歩一歩踏み出すたびに、目指す大船山が迫ってくる。
2、3分も登って行くと、山頂直下の広場に出る。 ここから西側に絶景が広がる。
左手正面に白い噴煙を上げる 硫黄山・中岳等、久住の山々 が一望できる。
ミヤマキリシマが咲くころ、 山頂は登山者に埋め尽くされ 、ここで、休憩をする登山者で賑う。
山開きの日は、ここで 記念品 が配られている。
最後の急坂を前に、ここで足を休めダイナミックな光景に目を奪われながら昼食にしてもいい。

正面に岩峰の大船山を目前に見て、足の疲れも忘れ、山頂への最後の登りを行く。
足の疲れより、山頂を目前に控え、新たな元気が勝る。
山頂へは急坂が続く。
急坂には、ミヤマキリマが多く道は狭い。
3、4分も登ると、三叉路に出会う。
右手へ下れば「御池」へ行く。
ここからすぐ左手へカーブし潅木をくぐるように、急坂を登るとすぐ大船山頂に着く。

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