豊後富士・由布岳 [1583.3m]
駐車場 → 合野越(約35分)
登山口は、駐車場から国道を横断し、佐藤松治郎氏の功徳碑のすぐ左手に由布岳の登山口がある。
駐車場前には、亀の井バスの「由布登山口」バス停留所もある。
登山口には、たくさんの竹製の杖が木枠に入れられ、誰でも自由に使うことができる。
しかし、下山後は必ず戻すことになっている。
登山口からは、
北側に雄大な裾野を広げた由布岳
が、早くもその全容を見せてくれ、吸い込まれるように踏み込んでいく。
道は、由布岳めがけまっすぐ草原に伸びている。
山頂への道は、西側裾野の樹林帯を北側へ進み、東側にそびえる双耳峰を目指し、ジグザグの急坂を登って行く。
少し行くと早々、木段が付けられている。
しかし、急坂ではない。 木段の両脇には、踏跡がつけられ、脇道のほうが歩きやすい。
道は、広い草原をゆるやかに登って行く。
正面に目指す山の全貌を見てつい足速になる。
登山口から3、4分も過ぎると、傾斜はなくなり、快適は歩行に気分はいい。
足は樹林帯へ引き込まれるように気持ちより先へ進む。
さらに3、4分視界に広がる光景に目を奪われながら進むと、足元に
小さな案内板
が立てられている。
その案内板には、登山口から500m・標高:853mと案内されている。
小さな案内板は、道沿いに随所に立てられている。
登山口から15分足らずで樹林帯の入り口に立つ。
入口には、牛の侵入を防ぐため、ロープが張られ、道は遮断されている。
登山者の皆さんへ
牧場の牛が遊園地内に入りますのでこの入り口はしめてください。 ご協力お願いします。
<大分営林署>
このロープをくぐり樹林帯に入ると、右手にベンチが用意されている。
この遊園地内には、由布岳への登山道の他、遊歩道が幾重にも張り巡らされている。
しかし、登山道より踏み跡は薄い。
道はここを直進し、薄暗い林の中に伸びている。
道には岩が多く、
足元を確かめながら岩道を登って行く
。
樹林帯入り口から、2、3分も行くと、正面に白い案内板が目に入る。
案内板には「合野越を経て山頂へ」と書かれ赤い矢印が付けられている。
さらに「距離:3370m、標高:870m、時間:1時間30分」とも書かれている。
もう一本の案内板には「日向観察道を経て東登山口へ至る」と書かれている。
ここは三叉路になっており、案内板に従い左手へカーブしていく。
すぐ右手へカーブし、両脇から倒れかかった幹をくぐって行く。
そこにも
案内板
が立てられ「山を美しくして楽しい登山をいたしましょう」と書かれている。
岩道を右手へカーブすると、正面にコケむした大きな枯れ木が倒れ、その中央部には矢印形をした赤い案内板がつけられ、行く手を「登山道」、登山口を「下山道」と案内してくれる。
その枯れた倒木の手前から左手へカーブし登って行く。
少し行くと、左手の木の幹には、
小鳥の巣箱
が掛けられている。 さらに歩きづらい岩道を登って行く。
岩の合間には木段が各所に付けられ、道沿いには、細いロープも張られている。
さらに右手へカーブし、倒木から2分も登ると、左手に枯れた倒木の枝に、
赤い矢形の案内板
がつけられ「復活路」と書かれている。
ここを左手へ、岩道を1分も登っていくと、右手に「ようこそ、由布鶴見岳レクレーションの森へ」と書かれた案内板を見る。
その案内板の上には、2個の巣箱が幹に掛けられている。
左右に蛇行しながら岩道を登っていくと、
左手に大きな岩
が、右手足元には道に沿ってヘビのように曲がりくねった倒木を見て、さらに左手へカーブし登って行く。
コケの多い岩道を、ゆるやかに蛇行を繰り返し登っていく。
少し行くと右手に大きな岩が、左手にも小さな岩があり、その間を抜け、さらに木段を右手へカーブし登って行く。
岩道には、随所に自然木の木段が付けられ、木段と岩道が交互に続く。
足元には、全く日が届かず薄暗く、シャッターもなかなか切れずスイッチは入れっぱなしとなる。
岩の間を抜け4、5分も登ると、岩はなくなり、さらに傾斜もゆるみ歩きやすい道になる。
時折日も差し込み、足元が明るくなる。
途中、足元に案内板が立てられ、登山口から1000m、標高:956mと案内されている。
道の左手は沢が流れ、樹間から対岸に目をむけると、人工林が見え隠れする。
歩きやすい道を1分も行くと、少し傾斜を強め、右手へゆるやかにカーブして行く。
少し行くと、道はほぼ平坦になり、正面に
ヒノキの大木
が右手へ倒れかかり、これをくぐり、ゆるやかに登って行く。
道には、小粒の石が多くなるが、しかし歩くのに支障は全くない。
少し行くと、左手には深緑色にコケに染められた大きな岩を見て、少しばかり下ると、正面には、珍しく
ヒノキ林
が広がっている。 ここを、左手へ巻くように登って行く。
曲がりきった左手にも、ヒノキが大きく幹を伸ばしている。
斜面の道をさらに右手へカーブしていく。
左手足元には、大きな枯れ木が道に沿って倒れている。