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九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

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佐賀県の山

岩壁の道が楽しい・土器山 [ 429.9m ]

登山口 → 休憩所(約30分)

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車は道沿いに駐車可能な空地がある。
登山口は、土器山八天神社鳥居をくぐっていく。
土器山八天神社は神埼町の由緒ある神社として、入り口には神崎町が立てた「屋根のない博物館」に指定され案内板が立てられている。
その案内板には「八天山登山入口」と書かれている。
しかし土器山として親しまれており、土器山として山名を通したい。
国土地理院の地図には「土器山」と明記してある。
土器山は、巨岩が雲を取り込み恵みの雨をもたらすと信じられ、雲取山とも呼ばれていたという。
境内に入り、右手に折れるとすぐ右手に「八天山登山入口」と書かれた標柱が立てられている。
すぐ石段を登りさらに鳥居をくぐると、 正面に御社 を見て左手西の方へ登山道を登っていく。

土器山八天神社
土器山(八天山)は、標高429米、上宮まで14丁の登拝道の大部分は、風化し花崗岩の露頭を掘削したものでかなり厳しい。 この山は、巨岩怪岩が多く上古より山岳信仰の霊山で、禁則地山であり、全体を御神体、上宮の巨石は磐境とし、附近一帯は聖なる禁足地であった。 仏教公伝後神仏習合により、中宮菩提寺が創建され、更に平安末期丹波の国宕山より火伏の神である軻遇突智神を勧請、 来、修験霊場として聞こえ、天狗の棲む山として畏敬された。 戦国期には、菊地氏、江上氏、神代氏などの崇敬を集め、藩政時代は、宝光坊が一山を統べていたが、明治初頭の神仏分離、修験道廃止令に依り、神職に転向現在の八天神社となった。 参詣者は県内はもちろん、県外にも多く、立願や祈祷のため、土器を上宮御神体岩の元に納める風習は有名である。 又、当社も御神符は、篤風(おこり)に卓効あり、と伝えられている。
神祭 軻遇突智神 【開山】722年  【例祭】11月24日

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右手に広がる 竹林 がを見ると、すぐ木段になり18段ほど数える。
木段を登ると、道はU字形をしたミゾ道になり、そこには木段ならぬ竹段が付けられている。
その間には、 土嚢 が置かれ段差を小さくしている。
土嚢は、特に下りはクッションになって足に優しい。
辺りは、常緑樹が密生し日は届かず薄暗い。
そこを登ると、ミゾ道の底は狭く落ち葉が積もっている。

ミゾ道はすぐ傾斜を増し急坂になる。
道の両脇の壁は、砂が固まったような柔らかな岩で出来ており、コケが生え緑色に変色している。
ミゾ道は次第に浅く、登りやすくなり右手へカーブし登っていく。
道の両脇には、シダが葉を伸ばしている

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シダ道を左手へカーブするとまた 木段 になる。
23段ほど登ると木段は右手へカーブする。
以前はここを直進して登る道もあったが、踏み跡は薄い。
さらに登ると、左手木段脇に「順路」と書かれた 案内板 が立てられている。
木段は少し途切れ左右に蛇行して伸び、50段近く数える。

登りきると、道は右手へ折れ、ゆるやかに登っていく。
道の両脇にはシダが多く、左手には ロープ が張られている。
道はすぐ滑りそうな露岩を登っていく。
左手にはまたロープが張られている。
ここを過ぎると天井が開け明るくなる。
右手には、 砂質の大きな露岩 が現れる。
露岩には、雨水が流れる小さなミゾが造られている。
ここを登っていく。
しかしここは滑りやすく、少し進んで遠回りするように露岩の端を右手へ回りこむように登るといい。

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露岩を回り込み、少し登るとすぐ 木製のベンチ が置かれている。
景色は見られないが、ここで一息ついてもいい。
左手には「自然を大切に 山火注意」と書かれた案内板が立てられている。
さらに、露岩の狭いミゾ道を登っていく。
両脇の露岩の壁は緑色のコケに覆われ岩肌を染めている。
これらのミゾ道は、永年の雨水の流れによって形成され、後に掘削整備されて造られた道だと聞く。
この山は、山全体がこの風化した花崗岩で出来ているようなもので、表土が流された所は露岩となっていたるところでコケむして現れる。

ミゾ道は 人の背丈より深い場所 もある。
さらに足元を、やっと一人通れる狭い道もある。
この道は、童心に返ってその変化を楽しめば、他山では見られない道が面白い。
道沿いには、相変わらずコケやシダが多い。
ベンチから、2〜3分も岩壁の道を行くと、1mほどの段差を登る。
すぐ左手に 転落防止のロープ が張られている。
しかし、危険を感じるようなものではない。
すぐミゾ道を登っていくと傾斜は少しゆるんでくる。
そして、岩壁は低くなり、浅いミゾ道を左手へカーブすると、さらに傾斜はゆるみ歩きやすくなる。

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土道のクッションを感じながら、ゆるやかに登っていく。
そして、右手へカーブし右手に 松の木 を見て、コケむした岩の上を登っていく。
ここを左手へカーブすると落ち葉が多い道に変わり、足から伝わってくる落ち葉の感触が心地よい。
右手には、触りたくなるような 丸い岩 が斜面から姿を見せている。
その上の斜面には、岩が多い。

道は少し傾斜を増し、周辺には岩が多くなってくる。
少し行くと、右手に大きな岩が積み重なり、その先から右手へカーブし急坂を登っていく。
その右手の岩は、船岩と呼ばれている。
右手へ回り込んで見直すと、船に似ているようにも見える。
さらに左手へカーブし登っていく。
道にはコケむした岩が多い。
岩には、 足を置くにはほどよい穴 もつけられている。

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さらに狭い岩道を行く。
道底は狭く、両脇の壁部分に踏み跡が付けられている。
正面には、 標柱 が立てられ「順路」と書かれている。
すぐ左手には、またロープが付けられている。
岩道はまだまだ続く。
ここも、道底が狭く両脇の岩壁に付けられた踏み跡を辿るように登っていく。
岩道を抜け、標柱から1分も登ると左手に、 根をむき出しにした木 を見て 落ち葉の多い道を右手へカーブして行く。

落ち葉の音を立てながら、標柱から2〜3分も登ると、左手に ロングバランス とでも呼ぶのか、遊園地にあるような遊具が置かれている。
ここを落ち葉が多い急坂を登っていく。
そして、左手へカーブし右手の岩の横を、さらに右手へカーブし登っていく。
左手には、雨水に洗い出されたのか、根がむき出しになっている。
すぐコケむした岩の多い道になり、ここを右手へカーブしていく。

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岩道を少し登ると、また岩壁の道になる。
岩壁の道は、なんとなく迷路を行くようなもので、その先を期待してしまう。
岩壁の道を左手へカーブし、少し登ると木の根が這う土の段差になる。
正面には、 標柱 が立てられ右手を「順路」左手を「休憩所」と案内している。
段差を登り、左手休憩所へ行ってみる。
右手の幹を触れながら少し登ると、正面に形のいい露岩がある。

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