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佐賀県の山

登って楽しい・土器山2 [ 429m ]

登山口〜休憩所(25分) [ この区間の地図 この区間の高低図 ]

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土器山は、自宅から最も近い山で、時間さえあれば足を伸ばし、登頂したのはこれまで50回を数えてしまう。
中には、ジョキングしながら登頂し、妻の迎えを待ったこともある。
車は道沿いに駐車可能な空地を利用すればいい。
神社脇には 大きな説明板 が立てられ、由緒ある神社の由来が書かれている。
神社入口には、今は市に昇格したが、当時の神埼町のかけがえのない財産として、町の「屋根のない博物館」に指定され案内板が立てられている。その案内板は「八天山登山入口」を案内している。
土器山は、「八天山」と呼ばれているようだが、国土地理院の地図には「土器山」と明記され。土器山として親しまれており、山名は土器山で通したい。
土器山は、巨岩が雲を取り込み恵みの雨をもたらすと信じられ、雲取山とも呼ばれ人々に崇められていたという。
土器山八天神社鳥居をくぐって境内に入り、右手に折れるとすぐ右手に「八天山登山入口」と書かれた標柱が立てられている。
すぐ石段を登りさらに鳥居をくぐると、正面に真新しい御社を見る。
踏み跡は、その手前から左手西の方へ伸びている。
右手に広がる竹林を見ると、すぐ木段になり18段ほど数える。
木段を登ると、道はU字形をしたミゾ道になり、そこには木段や竹・土嚢が階段状に敷かれているが、竹は腐れ土嚢は中身が漏れだしている。
辺りは、常緑樹が密生し日は届かず薄暗い。
足元には枯れた落ち葉が多い。
大きな傾斜を辛抱して登って行くと、ミゾ道は次第に浅く登りやすくなり、右手へカーブし登っていく。
道の両脇には、多くのシダが葉を伸ばしている。
そして岩の段差を登ると、道の両脇は花崗岩が風化し砂が固まったような柔らかそうなか岩壁になり、狭い岩壁の隙間を行く。
数メートル進み左手へ向きを変え、さらに左手へ行くと木段になる。
5〜6段登って左手に向きを変えると、山火事注意の錆ついた看板に目がいく。
さらに10段ほど登ったところに木柱が立てられ「順路」と書かれている。
木柱から数段登ると、左手に畳半畳ほど踏みならされた空地があり、そこに立つと佐賀平野が一望できる。
木段はさらに伸び、合わせて50段近く数える。
登りきると、道は右手へ伸びゆるやかな傾斜を行く。
道の両脇にはシダが多く右手に松の木を見ると、すぐ左手にはロープが張られている。
そして、一面を覆う滑りそうな露岩を登り左手へカーブして行くと、天井が開け明るくなる。
右手には、風化して砂質化した大きな露岩が斜面を埋めるように現れる。
露岩中央部には、かって、雨水が流れる小さく浅いミゾが、今では少し深くなり、登りやすくなっている。
前回の記録では、ここは滑りやすく、少し進んで遠回りして露岩の端を右手へ回りこむように記述したが、今は行く手を足に任せられる。
右手へ少し登ると、すぐ正面に木製のベンチが置かれている。
露岩を登ると、樹木が払われ過去見られなかった展望が、一望できるようになっている。

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展望に一息つき、左手に「自然を大切に 山火注意」と書かれた案内板を見て、さらにシダに隠れた露岩の狭い隙間を登っていく。両脇の露岩の壁はコケに覆われ、岩肌を緑色に染めている 。
ミゾ道は、永年の雨水の流れによって形成され、後に掘削整備され造られた道だと聞く。土器山は、山全体が花崗岩で出来ているようなもので、表土が流され至るところで露頭を現し。こうした岩壁を造り、土器山を特徴付けしている。
ミゾ道は人の背丈より深く、やっと一人通れるほど狭く、それ故服を汚してしまうが、特異な変化に童心はよみがえり、他山では見られない味わいが何度でも足を引き付ける。
道沿いには、相変わらずコケやシダが多い。足もとに倒木を見て左右にS字を切り、根っこの段差を登ると、両脇の壁は低くなる。右手足元に、空洞のようにぽっかりと口をあけた斜面に気を配り、用心して左手へカーブして行く。すぐ右手へ向きを変えると、また深い岩壁の道に変化する。岩壁の道は次第に傾斜を緩め、岩壁は低くなり、左手へカーブするとさらに傾斜はゆるんでくれる。
岩壁の道を蛇行しながら、4〜50mも進んだろうか、支尾根の西側斜面に飛び出し、右手へ転落防止のロープに触れながら露岩の上を行く。右手に、加工石のような岩の壁面を見ると、文字が書かれているようにも見えるがはっきりしない。
左手へ向きを変えるとすぐ土道に変わり、一面を覆う分厚い落ち葉は、足に伝わる感触が実に心地いい。
そして、右手へカーブし右手の松の木に触れ、コケむした岩上を緩やかに登って行く。
さらに右手へカーブすると傾斜はなくなり、次の変化を求めるように足早になる。
右手には、触りたくなるような丸い岩が白い岩肌を見せてくれる。
右手斜面に目を上げると、折り重なるように岩が多い。そして、ほぼ平らな道を10数メートル進むとまた岩道になり、右手へカーブし大きな傾斜を登っていく。
その右手に大きな岩を見るが、これは船岩と呼ばれている。右手へ回り込んで見直すと、船に似ているようにも見える。
さらに左手へカーブし登っていくと、コケむした岩が多くなる。岩には、足場にほどよい間隔で彫り込まれている。
さらに狭く彫りこまれた岩道を行くと、正面に木柱が立てられ「順路」と書かれている。
すぐ左手にロープが付けられ、ロープに触れ10mも行くとまた狭い岩道になる。
ここも、路床は片足一本がやっと付けるほど狭く、両手を上げバランスを取るように登って行く。岩道を右手へカーブして登って行くと、傾斜は幾分ゆるんでくれる。そして左手に根っこをむき出す大木を見て緩やかに登って行く。さらに丸太木で造られた水落しの手前から右手へカーブすると、また狭い岩壁の道になる。
岩壁の道は狭く歩きづらい。しかし何度通っても飽きることはない。
むしろ、童心がよみがえり気分は悪くない。

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岩壁の道を左手へカーブして行くと、正面が開けロングバランスと呼ばれる遊園地にあるような遊具が見えてくる。
このロングバランスをバランスを取って通り抜け、コケの多い岩道を左手へカーブし、さらに右手へカーブしていく。
すぐ、コケむした岩の多い道を右手へ向きを変えていく。
岩道を少し登って行くと、右手に赤いテープを見てすぐ先に倒木を見る。
前回記録では、これを直進していたが、辺りはなんとなく荒れた状態で、踏み跡は倒木の手前から右手へ急な斜面に付けられている。
この急な斜面を登って行くと、また岩に掘り込まれた狭い道となる。
岩に彫りこまれた道は、なんとなく童心を呼び起こし、次の変化を期待しながら蛇行していく。
そして、岩壁の狭い道を左手へカーブ、根が這う土の段差をよじ登っていく。
少し行くと、正面に木柱が立てられ、右手を「順路」左手を「休憩所」と案内している。
これを左手へ足を運ぶと、木製のベンチが見えてくる。

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