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佐賀県の山

登って楽しい・土器山2 [ 429m ]

中宮〜山頂(30分) [ この区間の地図 この区間の高低図 ]

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正面右手には、今にも倒れそうな痛ましい姿を見せる中宮がある。
中宮には「不空羂探索 磨崖観音 善堤寺」と書かれ、中宮と呼んでいるが神社ではない。
昔日、ここにはホオキがおかれ、子供と一緒に拝殿前でホオキを手にした記憶があるが、建物は修復できるような状況にはない。
中宮左手には、木柱が立てられ行く手を「順路(305m)」左手を「野鳥観察小屋」と書かれ、
植林地の中に野鳥小屋を見ることができる。
全山が御神体と言われるだけに、コースで植林地を見るのはここだけにとどまる。
山頂は中宮を右手に見て、ほぼ平坦な道を直進して行く。
1分足らず行くと正面に、唯一の水場がある。そこにはヒシャクが用意されているが、水は少なく期待しないがいい。
しかし、夏場体を洗うのには貴重な水となる。
さらに、薄い鉄板をくりぬいたような、小さな鳥居も置かれている。
水場左手には「自然を大切に 山火注意」と案内されている。
山頂は、ここから右手へ登り、すぐ左手へ岩道をカーブしていく。
右手に大きな岩が、その左手脇を登っていく。

すぐ、土器山独特のコケを覆う岩上を行く。傾斜小さくない。
コケに滑らぬよう登って行く。
少しばかり登って行くと、左手に木製の水落としが付けてある。
それを見て大きな傾斜を登って行く。
すぐ子供も喜んでくれそうな狭い岩道になる。我も胸は高まる。
右手には、大きな岩が折り重なっている。
岩道は次第に浅くなる。
そして、土道を登って行くと、左手に石碑のような文字が刻まれた加工石が立てられている
文字ははっきり読み取れない。
すぐ右手へカーブして行くと正面に遊具のような階段が付けてある。
その階段を登ってもいい。しかし、左手にも踏み跡が付けられどちらを行ってもいい。
用心して階段を登り右手へカーブしていくと、岩壁と右手の大きな岩に押しつぶされそうな狭い隙間を行く。
さらに右手へまわり込むと、また狭い岩道になり、2本のロングバランスが置かれている。
これをバランスをとって渡っていく。しかし雨後は滑りやすい。
この2本目を渡りきる直前、左手に木段が付けられている。
狭い岩壁の道は直進して山頂に向かって、さらに続いている。
ここを左手に、急な木段を14段ほど登りさらに13段ほど登るとT字形の分岐に着く。
分岐を右手に取れば山頂へ行く。ここには「順路」と書かれた木柱も立てられている。
ここを左手へ少し行くと、正面に大きな岩がある。
岩の手前左手には 「親不孝岩」と書かれたが説明板 が立てられ、立ち止まって読むといい。

そして岩を登ると 正面に展望 が得られる。正面には案内板も立てられ「自然を大切に 山火注意 この先危険」と書かれている。
数年前までは岩に立たなければ展望は得られなかったが、今は左右に樹木が切り取られ、展望は開け見ることもなかった露岩もむき出しになり、北側には脊振山の稜線上に二つの白いドームが見える。
眼下には、神崎市の田園風景が一望され、左手背後には久留米市街地も遠望できる。
右手眼下には奈良時代から通信・伝達施設として知られ、今は公園として整備された日の隈山が望まれる。
ここで一息ついたら分岐へ戻る。

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展望に一息つき展望所を背に岩場を下り、木柱を見て右手へ急な木段を下りて行く。木柱から直進して尾根筋を行ってもいい。元の岩壁の道に戻ると、左手へ岩道を行く。
岩道は、これからが最も変化が大きく服を汚すくらいは覚悟したがいい。岩道は狭く足を付ける程度で一歩一歩、歩を重ねて行く。
少し行くと、狭い岩道はさらに狭く深くなり、腕を立て両足を持ち上げ岩壁の縁に立ち、足を広げてバランスを取り一歩一歩進んで行く。痩身の持ち主はそのまま行けるかも知れないが、リックはどうしようもない。
少し行くと、岩壁は立ち上がり足を置く場所がなくなってしまう。しかたなく道底に降り狭い岩壁に体をこすりながら進んで行く。ここは難路と呼ぶより、童心にかえって遊具で遊ぶように、大人の心をくすぐってくれる。
岩壁には、手や足を付いた場所が白く変色しており、ここは手袋がほしい。
写真で見るような狭い岩の隙間を進み、段差をひと登りすると正面に木柱が見えてくる。
木柱には「順路」と書かれ、左手に木段が付けられている。
この木段は。親不幸岩展望所へ通じる。
そして、気になる岩道を振り返り、浮いた状態の木段の脇を登って行く。
さらに、狭い岩道を行くと正面に木柱が立てられ、左手へ「あずま屋」、直進を「順路」と案内しており、左手へバックするように数メートル進むと、正面にあずま屋が見えてくる。
あずま屋は、床も張られここでも腰を下ろすことができる。以前、あずま屋から展望は得られなかったが、ここも樹木や足元を覆っていたシダが刈り払われ、展望が利くようになっている。
東屋の前に立つと、正面に記念碑のような岩が目につく。右手には「自然を大切に 山火注意 この先危険」と書いてある。
その岩と案内板の間を行くと、寝そべって見たくなるような大きな岩があり、そこからも南側に展望が得られる。
眼下には鉄塔が建てられた日の隈山も目に入る。その先には、広大な佐賀平野が広がっている。
そして広大な佐賀平野を二分するような、九州随一を誇る筑後川が悠久の歴史を蓄え、遠く有明海へ静かに消えていく。
時間があれば、岩の上で一時寝そべってみてはどうだろうか。時計を見て、腰を上げ先の分岐へ戻る。
分岐のところは、砂質化した岩で滑りやすく、左手に標柱を見て用心して下り、左手へ山頂目指して狭い岩道を行く。
そして、ここから数メートルも登り、落ち葉の道をゆるやかに下って行く。下りきると平坦な道になる。
そして、平坦な道を10数メートル行くと正面は石段になる。石段は26段を数える。登りきると、すぐ左手に手水石がある。
左手には大きな岩があり、その岩に立つこともきるが展望は得られない。 山頂は、ここを直進して登っていけばいい。
山頂へ行く前に、右手へ石段を登ってみる。
右手には 「八天神社上宮 御神体岩」と書かれた説明板 が立てられている。
石段を登ると正面に大きな岩が現れる。これが御神体岩で、その基部には小さな祠が安置されている。
以前は 拝殿 があったが、台風で壊れ今はない。
二つの大きな岩の間には、小ぶりの岩が乗っかっているが、市房山の山頂から、のこぎり尾根へ向かった所に、これに似た光景を見る。
そして左手へ岩場を登り、小さなハシゴに助けられその御神体岩に立ち、展望を楽しむことができるが、説明板を読んだ後では長居できない。
さらに、「親不孝岩」の説明板に書かれた「覗きの行」を思いだす。
ここにも木製のテーブルが用意され、ここに腰を下ろし静かな時の流れを楽しんでもいい。
このテーブルの後ろには「古賀メロディー 世界へ轟け富士登山」と書かれ、青く塗られた木柱が、平成3年8月に立てられていたが、これも今はない。
山頂へは、手水岩まで戻ってもいいが、岩場を下らず直進して枝をくぐり、山頂へ近道を取ってもいい。
山頂への道も岩道が続く。しかし深いものではない。
岩道には落ち葉が多く、傾斜も大きくはない。少し登ると、またミゾ状の岩道になる。
土器山は、最後の最後までこうした道が続いてしまう。

上宮から4〜5分も登ると三叉路になり、左手に標柱が立てられ「順路(標高:429m)」と書かれている。
足元には 白い立札 が立てられ、腰巻山や金敷城山等案内され、快適な落ち葉の道が伸びている。
三叉路を直進すると、すぐ山頂に着く。

山頂も樹木が切り取られ、北側に脊振山の自衛隊基地の鉄塔やドームが遠望できる。
山頂にもベンチが置かれ、のんびりと景色を楽しむことができるが、広くはない。
展望を十分楽しんだら、往路を帰る。

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時間と体力に余裕があれば 山頂直下の分岐を右にとればいい。
このコースは、土器山登山とはまったく異なり、快適歩行が楽しめる。
道には分厚い落ち葉に覆われ、登山者が少ないせいか真新しい落ち葉に、落ち葉を踏む音も真新しく感じる。
途中、岩場になり右手巻いて下ると、ほぼ平坦の尾根筋を行く。
全体として、行きは下りとなり、適当に進み戻ればいい
そして、帰路、時間があれば国立吉野ヶ里歴史公園や近くの「さざんかの湯」で汗を流せば一日はさらに充実する。

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