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九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

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佐賀県の山

のんびりと歩く九州自然歩道・蛤岳 [ 823m ]

分岐 → 山頂(約20分)

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分岐に着くと、右手に道標を見て木橋を渡る。
すぐ登りだし、スギ林の中を行く。
道には根が、左手から這い出し根先を埋めている。
その根を階段代わりに登るとすぐ急坂になる。
道は、雨水に表土が流され赤い地肌がむき出しになっている。
スギの根も無惨にもむき出し になっているが、それでも葉を茂らせしっかり幹を立てている。
急坂を2分も登ると、右手にトラロープが張られている。

急坂には、木段が所々に付けられている。
スギ林は、近ごろ枝打ちされ周囲には小枝が多く散らばっている。
この辺りは湿気が多いせいか、どのスギも緑色にコケむしている。
途中、足を休めながら急坂を5〜6分も登ると、スギ林は消え自然林になり傾斜はゆるんでくる。
自然林の道を数メートル登り、右手へカーブしさらに急坂を登っていく。
ここにも木段が付けられている。道の左手には、大きな木の切株が一列に並んでいる。
何故大きな木が切られてしまったのか、周辺に目をやると小径木ばかりで、大きな木は見られない。

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自然林の道を2〜3分登ると、道は傾斜をゆるめ歩きやすくなる。
しかし、すぐ傾斜を増し急坂になる。
たまごのような岩を見て急坂を登っていくと 右手には「美しい自然 みんなのもの 大切に」と書かれた 案内板が地に落ちている
道には、台風の影響か小枝や葉が散らばっている。
腐れて目に付きにくいが、この辺りにも切り株が目に付いて仕方がない。
地に落ちた案内板を過ぎると、傾斜はゆるみ浅いミゾ道を登っていく。

しかし、また急坂になり木段が付けられている。
木段は上の方まで続いているが、土が流され浮いた状態の木段もある。
さらに段差は大きく、足を休めながら登っていく。
この辺りが、このコースの最大の難所といえる。
のんびりと行ける山とはいえ、簡単には山頂に立たせてはくれない。
さらに段差が大きい木段 を登っていく。

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1歩1歩登りつめ、地に落ちた案内板から6〜7分も登ると傾斜はゆるみササの多い道になる。
少し傾斜を増すがすぐ登りきり、ゆるやかに下っていく。
両脇に小竹が多い道を 左右に岩を見て さらに下っていく。
下りきると、道は平坦になり10メートルも行くとまた登りだす。

さらに切り株を見て急坂を登っていく。
この急坂を2〜3分も登れば蛤岳山頂に着く。
山頂は10坪程度の平坦な広場があり、ゆっくりと時を過ごすことができる。
山頂を示す山頂標は、右手北側の奥の2〜3坪の広場に立ててある。
山頂には、九州自然歩道の大きな説明板が立てられて、脊振山や坂本峠までの道が説明されている。

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山頂広場には、ツゲの木が広場の主人のように中央部分に枝を広げている。
ここには三角点を示す石柱が立てられている。
左手には大きな岩が2個あり、右手奥の岩に登ると、丁度ナイフを入れたように直線に割れ目がある。
この岩からは、 筑後平野が一望 できる。
その中心部には、筑後川が蛇行しながらその先端を有明海に沈めている。
これまで、この岩から目前のスギが育ち遠くを望むことはできなかったが、近年このスギが伐採され、この岩の上から筑後平野を望むことができるようになった。
さらに、両方の岩にはハシゴが掛けられ登りやすくなっている。
さて、昼食をとり山頂の新鮮な空気をエネルギーに変え身体いっぱい吸収したら、山頂を後に往路を戻る。
帰路は、道草しながら許す限りの時間をかけて、のんびりと帰るといい。

脊振山へ
蛤岳の急斜面を下り、杉・ヒノキの中の起伏の多い尾根を行き広葉樹林を少し下ると沢に出る。この沢を上流に向かって再び尾根に出て少し行くと三叉路がある。 これを右に行き植林地をぬけて急な坂道を登りきると、自衛隊のパラボラアンテナの下に出る。これより自然林に踏み入る。 林立するブナやカシ、カエデ類イヌシデ、ミズナラなどの茂みが脊振山まで続き、山腹を巻くこの区間は、本コースの中の圧巻である。

坂本峠へ
これから東へ植林地の中を下っていくと、蛤水道に出る。左に行くと蛤水道水功碑、自然歩道は右に折れ、水道を横切って終点に出る。 ここには、永山から林道が上がって来ている。 林道を横切って尾根づたいに植林地の中を行くと林道に出る。再び風衝林の中を行くと坂本峠に着く。
脊振山:4.1km=約2時間 坂本峠:4.1km=約1時間半

登山道入り口
西九州道、東背振インターを降りたらすぐ左折する。 この道路は、国道385号で大川市から福岡博多駅まで伸び、補助国道として県の管理となっており、現在バイパスが整備されている。 ただし、那珂川町側は有料道路として、トンネル工事もされており、平成17年度完成、18年度供用されるとのことである。

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