戦国の堅城を勝る平成の岩石城・岩石山 [ 454m ]
三の滝 → 針の耳(所要時間:約25分)
御社の先には、
三ノ滝
があり、わずかばかりの水が流れ落ちている。
滝の上部には背中に焔光を放つお不動さんの立像を見る。
行く手は、滝の手前から右手へ鋭角に折れ、石段を登っていく。
右手コケが生えた岩の上には、小さな弘法大使の石像が目につく。 周辺の岩々は湿気が多くコケに覆われている。
10段ほど石段を登り、さらに岩場を左手へカーブして行く。
そして、三ノ滝の真上を通り、右手へ斜面に沿って狭い急坂を登って行く。
さらに岩の多い道を右手へ岩を巻いて行く。
岩には、所々に赤い塗料が付けられ、これを目印に登って行く。
左右に5、6本の幹を伸ばす木を見て少し行くと、正面に白い矢印形の案内板が立てられ、行く手を
「二ノ滝・山頂」
と書かれている。 さらに乙女岩・奥の院とも案内している。
岩の多い斜面を少し下り沢を渡ると、正面岩壁に小さな案内板が立てかけられ「二ノ滝・山頂」と書かれ、赤い矢印も付けてある。 この矢印に従い右手へ数メートル、すぐ左手へ急坂を登って行くが、ここを数メートル直進したところに、
二ノ滝がある
。 季節がらか、水は少ない。
滝を見たら元の場所に戻り、急坂を登って行く。
少し行くと、矢印の先が赤く塗られた案内板に「鉢の耳・山頂」と書かれ、プラスチック支柱に結び付けられている。
この案内板から左手へ、急坂を鋭角にカーブし、斜面に付けられた狭い道を登りきると、また右手へカーブし、急坂を登って行く。 道はさらに左右に蛇行しながら北東の方へ登って行く。
所々、目印に赤いビニールテープが幹に巻かれ山頂への目印になる。
道沿いには、シダが多く
葉
を伸ばしている。
小さな案内板から、4、5分も過ぎると、正面に
松の木
が枯れ倒れかかっている。
松の木の手前の小さな幹には、赤と黄色のビニールテープが巻かれ、リボンのように、一部を垂らしている。
道には木の根も張り出している。
倒木から1、2分も急坂を登ると天井は開け、日は差込み足元を照らしてくれる。
この辺りもシダは多い。
道は、土なのか、それとも土が固まった岩なのか、
表面は小砂が多くザラザラして滑りやすい
。
道は依然として急坂が続き、足を休ませてくれない。
天井が開け2分も登ると、林の中へ踏み込んでいく。
林の中は岩が多くコケに覆われ
、シダも葉を茂らせている。
シダ道を1、2分蛇行して登ると、また天井が開ける。
大きな露岩も多くなる。 さらに露岩を避けるように蛇行して行く。
天井が開け1分も登ると、T字形の分岐に出合い、右手へ下って伸びる。
ここを左手に取り登って行く。
左手は岩が多く、鎖が下ろされている。
鎖を手に登ると、道は右手にも伸びており、数メートル行くと、大きな岩に行く手は遮断されてしまう。
その大きな岩の足元を見ると、岩の隙間を登山者が通り抜けた形跡があるが、体が大きく通してくれない。
その岩を見上げると、岩上に弘法大使の立派な坐像を見る。