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大分県の山

万里の長城を行く・鹿嵐山 [758.1m]

雄岳山頂 → 岩場展望(約30分)

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左手に、また横しまのあるサクラが天高く幹を伸ばしている。
立ち止まって幹先を仰ぎ、満開した桜を描くと一瞬でも疲れから開放される。
そして、少し登ると、道は狭くなり、さらに急坂をひと登りするとやっと雄岳山頂にたどり着く。
ここで腰を下ろし、リックを放ち水分を補給し昼食にすればいい。
そして、疲れた足を時間が許すかぎり体を休めればいい。
山頂からは、北と南側に展望が得られる。 南東の方には由布岳が、南の方には久住連山が遠望できる。
ここから見る双耳峰の由布岳は、西峰だけが見え、東峰は見ることはできない。
東側眼下には、登山口がある県道664号沿いの田平地区が見えるが、登山口や駐車場は林に隠れはっきりしない。
山頂には、国土地理院の一等三角点を示す 白い木柱 が立ててある。 木柱の足元には石柱も見る。
ちなみに一等三角点を示す石柱の一辺の長さは18cm、二等及び三等三角点は15cmと定められているという。
木柱の反対面には「建設省国土地理院 たいせつにしましょう三角点」と書かれている。
三角点を意識する登山者は少ないかもしれないが、「三角点探訪登山」を楽しみ登山する人も多いという。
他に、筑後(福岡県筑後市)岳の会の山頂標や下毛郡民体育大会山岳競技の記念柱も立てられている。

さて、昼食を終え十分体を休めたら帰路に着く。
落ち葉の多い道 を直進してゆるやかに下っていく。
この下りにも古損木を見る。
山頂から1分も下ったころ、足場がくりぬかれた2本の倒木を越えて行く。
さらに左手に輪切りにされた古損木に触れ、ほぼ平坦な道を心地よく下っていく。

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1分も下ると、右手に石柱と白いプラスチックの支柱が立てられている。
すぐ先にも石柱と、 黄色い小さな立て札 が立てられ「雄岳山頂まで5分 人吉・かめさん」と書かれている。
道はすぐ傾斜を増してくる。
右手には結び目のある二重のトラロープを見ると、 道はさらに傾斜を増し急坂になる。

足元には、落ち葉の中に角がある尖った石が多い。
さらに、 ロープ を手にとんでもない急坂を下っていく。
これほど大きな傾斜は珍しい。
しかし、この急坂を登路に雄岳を目指す登山者も多い。
落ち葉の多い急坂は滑りやすく、足場を間違えると滑って止まらない。
ロープを手に、1歩1歩足場を確かめ下っていく。
時間より景色より、安全が優先する。
左手に移った二重のロープを見て、急坂を5〜6分も下ると、傾斜は幾分ゆるんでくる。
右手に黄ばんだプラスチックの支柱を見ると、右手へ下って伸びる。

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すぐ右手に、例の 白い木柱 が立てられ、後方へ「雄岳頂上まで200m」と、案内している。
さらに左手へ急坂を下っていく。
すぐ右手へカーブして行くと、数本の浮株を見る。
さらに1分も下り、足元に「整20」と書かれた 石柱 を見て右手へ急坂を下っていく。

石柱を見て1分も下ると、結び目のない1本のロープが張られている。
さらに、道は右手へカーブし伸び下っている。
左手には、倒木の切り口に結び目のある 二重のロープ が巻かれ、そのロープを左手に、落ち葉の多い急坂を下っていく。
6〜7メートル下るとロープは1本になり、さらに2〜30メートルも下り、青いテープを見て右手へカーブし下っていく。
右手にはまた白い木柱が立てられ「雄岳頂上まで300m」と案内されている。
左手にはヒノキ林が広がってくる。
少し下ると、道はヒノキ林の中を左手へカーブしていく。

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左手ヒノキの幹にも、 1本のロープ が張られ、10メートルも下ればロープはなくなる。
ヒノキ林の道は、右へさらに左へ蛇行し下って行く。
正面には、運悪く道筋に生を得た ヒノキ が人が通るのをよけるように、右手に幹を曲げ立ち上がっている。
少し行くと、右手にはまた無線クラブの案内板が立てられ「8合目 標高:700m」と案内されている。
さらに、登山者向けに立てられた赤い矢印を見て、ヒノキ林の狭い急坂を下っていく。

途中、狭い道の真中に育ったヒノキが、幹を1.5m余り残して立ち枯れしている。
少し下るとまた 「雄岳頂上まで400m」 と書かれた木柱が目につく。
さらに1分も下ると左手に、枯れ株が右手にも枯木が置かれている。
もう、この辺りはヒノキ林はなくなり自然林の中を行く。
道は、少しばかり傾斜をゆるめ歩きやすくなる。 少し行くと下りだし傾斜を増してくる。
左手にまた二重のロープが張られている。

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すぐロープはなくなり、傾斜はゆるむ。 道は、小径木が密生するほぼ平坦な道を下っていく。
白い木柱から3分ほど下ると、右手に「7合目 標高:600m」と書かれた 無線クラブの案内板 が幹に結ばれている。
道には、やはり台風の影響か小枝が散乱し雑然とした様相を見せている。
この辺りも枯れた倒木が多い。

そして、道には露岩が目立ってくる。
左手には、 コケむした石柱 が立てられ「大分県」と刻まれ、 また天井には「山」の文字が刻まれている。
ほぼ平らな道に、足の疲れが引いていくのを感じながら自然林の道を行く。
疲れた足には、平坦な道はありがたい。

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さらに10メートルも下ると、右手自然林の奥にはスギ林が広がってくる。
少し行くと左手にもスギ林が目につく。
道は、この辺りからゆるやかな登りになる。
少し登るとまたゆるやかに下りだし、 スギを見て1分も行くと、右手に倒れかかった プラスチックの支柱 を見る。
道はほとんど傾斜はなく、気分よく歩は進むが、そろそろ素晴らしい岩場の展望が見られないか、内心期待するがなかなか遠い。

さらに、枯れた倒木をくぐっていく。
すぐ、コケむした岩を見て小さな傾斜を下り、その岩から3〜4m先の右手に、隠れるように 白い支柱 が立てられ「雄岳頂上まで700m」と案内されている。
なかなか道は長いが、しかし確実に歩く距離を縮ている。

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支柱を見て、すぐヒノキ林を行く。
すぐ左手には、倒木の大きな株に 数本の若木 が生を受け、幹を伸ばしている。
狭いが歩きやすい道をゆるやかに下っていく。
そしてコケむした岩上を下り、斜面をトラバースしてさらにゆるやかに下っていくと、正面に倒木を見る。

その倒木は、セメントと小石を混ぜ合わせたような岩の上に、 風雪に耐え、長い年月根を張り生きていたはずであるが、これも台風の影響か根こそぎはがれ、その岩が地肌を見せている。
この岩の手前から右手へ下っていく。
右手には、ヒノキ林が広がり薄暗い道を小さく蛇行して伸びる。
この辺りは大きな登りや下りはない。 登りがあっても、足に疲れを感じる程ではない。
1〜2分も行くと、左手に「下山道」と書かれた 木板 が幹にかけられている。

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さらに、ヒノキ林の道をゆるやかに下る尾根筋の狭い道を行く。
道は尾根の右手斜面へ伸び、狭い道を少し行くと正面に立つ木の根の段差を登っていく。
そこから少し登りすぐ下り出す。
少し行くと、一枚岩の斜面に差し掛かり、直進して踏み跡が伸びるがその岩は滑りやすい。
その岩の数メートル手前に左手へ踏み跡があり、小枝を掻き分けその岩の左手から降りて行く。
その岩には、 足置き が付けられている。

ここを抜けると、すぐ左手に展望が開け一瞬が開放されたようになる。
ここで一息つき 展望 を楽しめばいい。
展望を楽しんだら、尾根筋を少し下り大きな傾斜を登ると、岩場になる。

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