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大分県の山

久住山へ直登・久住山 [1785.8m]

久住山頂 → 鬼ヶ鼻山頂(約70分)

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斜面をゆるやかに登っていくと山頂岩場に達する。
山頂は、久住山系全体から掻き集めたように岩ばかりで、北側へ少し下ったところで腰をおろし山頂を楽しめばいい。
山頂からは、ダイナミックな 久住山系全体を見渡すことができる
左手には、次に目指す扇ヶ鼻・右手に星生山、さらに白い噴煙を上げる硫黄山、その隣に三俣山、目前に天狗ヶ城と右手に対になった、九州で最も高い中岳、中岳に隠れるように、 その右手背後に大船山、右手に転じると白口岳・稲星山が峰を連ね、久住山系の大パノラマに圧倒され疲れは吹き飛んでしまう。
山頂で食事でも取りながら、飽きることのない展望を楽しむといい。
さて、後髪引かれる思いを感じながらも、久住山を後にする。

久住山からの下りも岩ばかりで、道は中央部・左右に3カ所の踏み跡がある。
中央は岩場をいく。
目印に黄色の塗料が各所に付けられている。
道は、 左手が近道 となる。
足元を用心しながら下って行く。
正面東の方には、小高い丘の上に 稲星山が山頂を見せている
山頂の岩も確認できる。 つい後ろを振り向き久住山頂を見たくなる。
しかし、もう山頂標は見られない。
3〜4分下ると道は 左手カーブし下って行く
正面には、黄色の印がこのカーブ地点に幾つも記されている。
左手へカーブすると、道は 小石が多く 滑りやすい。
滑って小石に尻餅でも突けば大変なことになる。

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正面に天狗を見て、道は左手へゆるやかにカーブして下っていく。
道なりに4〜5分も下ると、少しばかり登ったところに 標柱 が立てられている。
ここは三叉路となっており、右手を行けば天狗への道が伸び、時間があればここでも一服したいところでもある。
久住山を背に左手星生山、その右手には、白い噴煙を上げる硫黄山が荒涼とした岩肌を見せている。
正面には、天狗ヶ城、すぐ右手隣に中岳に囲まれ、雄大な景観に一瞬我を忘れさせる。
さらに右手下の方を見ると御池が季節によって色を変え楽しませてくれる。
さて、標柱に従い直進して「久住分れ」へ左手に下って行く。
道沿いにはケルンと言っていいのか、 石が小山のように積み上げられたものが幾つも作られている

岩の多い道を用心して下っていくと 正面には星生崎 が、目を引くと広場が見えてくる。
しかし岩道は、足元から目をはずせない。
下りきると道は平らになり、周囲の景色も見えてくる。
先ほどの標柱から7〜8分、あるいはそれ以上時間をかけ下りきると、平らな場所に着く。
ここが 「久住分れ」 で、標柱も立てられている。
標柱には、右手へ下っていくと、「北千里浜・すがもり小屋・法華院・坊がづる」と案内されている。
右手眼下には、北千里浜が広がりその左手には絶えず 噴煙を上げる硫黄山 、そして正面奥の方には三俣山が大きな山体を見せている。
さて平らな道を少し行くと、傾斜を増し岩の多い踏み跡を下っていく。
正面眼下には、学校の運動場にも匹敵する広場が目に入る。 その右手隅には、赤い屋根の 避難小屋 も見てとれる。
その上には、真っ黒い巨大な岩峰を見せる星生崎が迫ってくる。
正面左手には、目指す扇ヶ鼻が登山者を誘うように、なだらかな稜線を見せている。
ここから歩きづらい斜面を、一歩一歩足場を確かめるように下って行く。
広場に着いたらここで一息ついたらいい。

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左手へ振り返ると、久住山の勇壮な姿が感動的である。
避難小屋を背に左手広場の縁に足を向けると大樹海に浄化され吹き上げてくる風が気持ちいい。
一息ついたら、左手星生崎から切れ落ちた岩場の方へ足を向け登っていく。
登り口には標柱 が立てられているが、どこから踏み込んでもいい。
右手の方へ足場を探しながら用心して登っていく。
岩場は5分もあれば登リ切る。
正面に広々とした西千里浜がどこまでも広がっている。
左手にも踏み跡は伸び 突端の岩場 に立つと南側の展望を見渡すことができる。
元に戻り、 右手に標柱 を見て、 目を上にすると 星生崎 の荒々しい岩峰がそびえる。

右手に標柱を見てここから岩場を下って行く。
岩に手をかけ足をかけ、岩の隙間を縫うように、蛇行を繰り返しながら下って行く 岩場にも 黄色のペンキ が塗られ、行く手を案内してくれる。
踏み跡もしっかりしており、岩にも踏み跡が残り迷うようなことはない。
ただ雨後は滑りやすく用心して下っていく。
また、岩場は離合できないほど狭いところもあり、登山者と出会うときは、登り手優先で待つこととなる。
下り始めて3〜4分も経つと、正面に西千里浜が例えようもない広大な平地が広がり、一条の踏み跡が伸びる。
さらに1〜2分、右手に標柱を見て西千里浜に踏み込んでいく。

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ふと後ろを振り返ると勇壮な久住山が形を変え小さく遠ざかり、実に美しい姿を見せている。
行く手は、平坦な西千里ヶ浜を貫く広い踏み跡が蛇行して伸び、ルンルンと歩を重ねて行く。
左手の草原には、休日ともなれば多くの登山者が腰を降ろし、あるいは寝転んで一時を楽しんでいる。
その奥には、平坦な頂をした肥前ヶ城がゆったりと横たわっている。
右手には、星生崎の岩々は後ろに後退し、平坦な稜線は星生山へと続いている。
この素晴らしい大自然を、体感できないなら、それこそ人生の大損としかいいようがない。
ところで、浜と呼ばれるところは、北と中岳と白口岳の間に三ヶ所ある。
浜は海辺だけではないらしい。 さらに久住山が気になり後ろへ振り返ってしまう。
広大な 西千里ヶ浜 を流れる風を全身で受けとめ場がら、一歩一歩快適に歩を進めて行く。

西千里浜に足を入れ4〜5分も行くと正面に標柱を見る。
標柱には、行く手を牧ノ戸峠と案内している。 その先には、高さ1メートルほどの小石の石積みを見る。
これもケルンかどうか。 道には少し石が目立ってくる。 しかし歩くのに支障はない。
少し行くと、ゆるやかに登りだす。
1分ほど行くと 右手に標柱 が立てられ、右手へ分岐して伸び、その道を目で辿ると星生山の稜線に達する。
その稜線を右手に星生崎を経て久住山へ、左にとれば星生山を経て、今いる道の先に出て牧ノ戸峠へ至る。
標柱を過ぎると、目前に予想もしない光景に思わず絶句してしまう。
小石が高さ1メートル程に積まれたケルン が、蛇行する道に沿って、どこまでも伸びている。
これだけのものを登山者が記念に作ったのか、信じられる数ではない。
もし、これらの石が放置され、道に散らばったらどうなるのか、 とても快適な歩行が楽しめるものではない。
快適な歩行を確保するため、わざわざケルンを作ったのだとすれば、想像を絶する労力に感謝する。

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ケルンとは言い難いが、ケルンの道に感謝しながら3〜4分ほど行くと左手に道標が立てられ、久住山:1.7km、牧ノ戸:2.9kmと案内されている。
ケルンが終わると、案の定道には石が多くなり歩き辛くなる。
しかし、道の両脇には、密生するササの中に 狭い踏み跡 が作られている。
その細い道が歩きやすい。 しかし、登山者が多いときは人の流れにあわせ選ばざるを得ない。
脇道は、本道に付いたり離れたりしながら、本道に沿い蛇行しながら伸びている。
前方左手には、ずいぶん近くなった扇ヶ鼻が登山者を待つように優しい姿を見せている。
足元は、登山者を導くように左手へ 大きくカーブ し扇ヶ鼻へ伸びている。

道標から3〜4分もゆるやかに 登って行く と右手から下ってきた道と合流し、さらに1分も行くと、星生山から下ってきた道と合流する。
この辺りから道は左手へ大きくカーブしゆるやかに下って行く。
すぐ登りだし左手へ少し行くと道はY字形の三叉路になり、 正面に標柱 が立てられている。
標柱には、右手へ下ると:牧ノ戸峠、直進は、扇ヶ鼻と案内している。
ここを直進してゆるやかに登っていく。
道は次第に傾斜を強め、1〜2分でピークに立つ。
正面には一層近くなった扇ヶ鼻がなだらかに裾野を広げている。
久住山系の山々で展望に恵まれない山は強いて言えば、平治岳北峰の一部ぐらいなもので、どの山も360度の展望に恵まれている。 この小さな峰さえも、素晴らしい展望に辺りを見まわさざるを得ない。
前方の斜面一体は、ミヤマキリシマが群生しており、花時はピンク色に彩られる。
その奥、南側に位置する 扇ヶ鼻を目指してこの峰を下って行く
正面には、足元から下り鞍部からの登りが厳しく見える。
さらに小石が多く滑りやすい。
小石の多い鞍部に着き斜面を見上げると、峰の上から見たほどの傾斜には見えない。
鞍部には右手に薄い踏み跡が分岐している。
この道は牧ノ戸から九住山へ向かう道筋に接し、扇ヶ鼻へ登る近道となる。

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ここからミヤマキリシマが群生する斜面の道を登っていく。
道には石が多く登りにくい。
石を避けるように、一歩一歩登っていく。
2〜3分も登ると Y字形の三叉路 に着く。
ここで石の多い道を避け、右手へ道をとる。 遠回りになるがその分傾斜は少ない。
最初はその道にも小石は多いが、次第に少なくなる。
道も人一人やっと通れる狭く、 両脇は ミヤマキリシマ が余す所なく密生している。
道はすぐ二つに分かれる。
左へ行けば元の石の多い急坂の道につながる。
ここを右手にとり、ゆるやかな登りを行く。 少し行くと道は二つに分かれる。
ここも右手にとり、ミヤマキリシマの道をゆるやかに登っていく。
前方には大きな岩を乗せた、扇ヶ鼻山頂が目前に迫っている。
少し行くと、道はさらに二つに分かれ、 今度は左手にとり、ゆるやかに登っていくと、1〜2分で元の道に出会う。
石道もこの辺りでは石は少なく傾斜も小さい。
正面には、 錆びついた鉄柱 が立てられて入るが、文字は全く読み取れない。
ここを右折していく。

道は車が通るほどの広さ があり、仲間同士横に並んで、快適な歩行が楽しめる。
少しばかり行くと平坦な道になる。
辺りは、ミヤマキリシマが密生し、そのわずかな隙間にミヤコザサが隙間を埋めている。
左手遠くには、 久住山が小さく見える
右手には扇ヶ鼻が裾野を足元まで伸ばし、 いい気分で山頂を目指す。
1〜2分も行くと Y字形の三叉路 になる。
これが扇ヶ鼻へ行く最後の道となる。
この分岐を右手に、久住の峰々に背を向け扇ヶ鼻を目指す。

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