展望に時を忘れる・鳴子山 [1643m] - 白口岳 [1720m]
くたみ分かれ〜登山口(25分) [ この区間の地図 ]
くたみ分かれは20坪ほどの空地があり、右手は登山口、直進すれば池と巨木に囲まれ幽玄の趣を感じさせる、大分県の名勝第1号に指定された由緒ある納池公園(のいけこうえん)へ通じる。
くたみ分かれは、木柱も立てられ「沢水キャンプ場:1・8km 鉾立峠:2・9km」と案内している。
ここで一息つき、沢見キャンプ場を目指し右手へ緩やかな傾斜を登って行く。
そして、今一度振り返り、くたみ分かれに目を向けてしまう。
少し登るとすぐ階段となり、6段ほど登るとコンクリート道となる。
少し行くと下りだし、13段ほど数え、すぐ17段ほど登り返す。
10数メートルも緩やかに登って行くと、傾斜はゆるみほぼ平らになる。
平らな道を20m余り行くと、緩やかに下りだし15段ほどで下りきる。
すぐ登り返し、19段を数える。
少し行くと、また下りだす。
10段ほど下り14段を登り返し、緩やかな傾斜を登って行く。
さらに、コンクリート道と階段を繰り返しながら下って行く。
階段の数に気を取られ、周りの景色を見忘れてしまう。
少し登ると傾斜はなくなる。
ほぼ平らな道を2〜30mも行くと、緩やかに下りだす。
少し下ると傾斜はなくなり、平らな道を30mほど進み18段を登って行く。
辺りは自然林に覆われているが、右手奥の方には植林地が広がっている。
緩やかな傾斜を登って行くと、左手に木製のベンチが置かれている。
気持は腰を下ろし、終盤を迎えたコースを脳裏に浮かべ山頂まで辿ってみたいが、時計を見るとその余裕はない。
ベンチから10mも行くと、少し下り緩やかな登りになる。
コンクリート道は依然として続く。
緩やかな傾斜を、30mも登って行くと傾斜は緩んでくる。
ほぼ平な道を10mも行くと、左手に傾いた道標を見る。
さらに、平らな道を30mも行くとまた下りだす。
ここにも階段が付けられ、15段ほど下り12段を登り返しコンクリート道を行く。
数メートル緩やかな傾斜を登ると、また平らな道になる。
少し行くと、平らな道は緩やかに登りだし、20mも登って行くとまた傾斜は緩んでくる。
こうしたアップダウンは、足に疲れを生じるほどの傾斜ではない。
ルンルンと、しかし時計を見ると焦りを感じ足はさらに速くなる。
左手から、車の音も聞こえ、樹間には、田園風景も見え隠れしてくる。
右手自然林の奥には、植林地が続いている。
少し行くと、道は緩やかに下りだし、次第に傾斜を増してくる。
しかし、大した傾斜ではない。
少し下ると、また登りだし10mも登るとまた下りだす。
10mも下ると登り切り、すぐ下りだす。
この下りにも歩巾が広い階段が付けられ、3段を数え登りの階段はない。
コンクリート道は、クッションはないが小さなアップダウンに調子はよく、足に疲れはない。
さらに小さなアップダウンを行く。
この辺りは、登りも下りも階段はない。
そして、左手へ向きを変え緩やかに登って行く。
10mも登ると傾斜は緩んでくる。
少し行くと、右手からスギ林が迫り、さらに道の左手まで押し寄せてくる。
そのスギ林の間を抜けて行く。
少し行くと、道は下りだし階段が付けられている。
12段ほど数え、下りきったところの右手には大径のスギに巻かれた赤いテープを見る。
すぐ登り返し、8段を数える。
そして、すぐ下りだす。
11段を下り、14段で登り切る。
そして、平坦な道を100m足らず行くと、左手に木製のベンチが置かれている。
ここでも、木製ベンチは見るだけとし、少し下り緩やかに登って行く。
左手樹間には、人家も見え高度差はあまり感じない。
緩やかに登れば緩やかに下りだす。
辺りは、両脇のヒノキで薄暗い。
下りには、歩巾の広い階段が付けられ、20段辺りで傾斜を増してくる。
さらに階段は続き、70段を数えてしまう。
下りきると傾斜は緩み、ほぼ平らになる。
さらに、30mも行くと登りだす。
右手には、なぜか
有刺鉄線
が張られている。
その奥をのぞいてみると、石垣が見える。
有刺鉄線は、その石垣を守っているようにも見える。
守られている石垣は、どんな価値があるのかわからない。
さらにコンクリート道を緩やかに登って行く。
少し行くと、通行止めされた林道に出会う。
右手に目を向けると、北側稲星山方面の稜線が日暮れの空に、墨絵のように輪郭を際立させている。
この
林道
を横切り直進していく。
そして少し下り、コンクリート橋を渡って行く。
橋は、下部が詰まっているのか、右手上流側は満水状態で橋の上を流れている。
さらに石段を6段ほど登り、わずかな傾斜を登って行く。
右手に幹を立てるスギは、伐採期を迎えたように大きく育ち日を閉ざしている。
そして、緩やかに登り、石段を30段余り登って行くと、右手に登山口駐車場が見え、すぐ登山口に着く。
長い長い歩行はこれで完結するが、記録に立中山がないのには悔やんでも悔やみきれない。