九州の秘境・祖母山 [1756.4m]
祖母山は、明治の頃は九州で最も高いとされていたが、今ではで五番目の標高を誇る。かって姥山または鵜羽山呼ばれていたという。 祖母山は、祖母傾山系・高千穂峡・藤河内渓谷一帯を祖母傾国定公園に指定されており、西日本に残された数少ない秘境とされている。
山頂には、神武天皇の祖母にあたる豊玉姫を祭ったところから祖母山の名が付いたという。 山頂からの展望は、久住山系・阿蘇五岳・由布岳が遠望できるが、なんと行っても目前に広がる雄大な光景は圧巻である。 左手には九折から障子岩・大障子岩を経て足元に続いてくる稜線、右手は障子岳・本谷山・笠松山を経て傾山に延びる稜線は見事で、誰しもが一度はこの稜線を踏破したいと思うのも無理はない。
平成16年2月