鋭鋒を辿る・虚空蔵山 [ 609m ]
登山口 → お堂(約15分)
登山口は、駐車場奥の左手に付けられ、白いパイプの防護柵が付けられた小さな橋を渡って行く。
すぐ、右手スギ林の方に登っていく。
道には、荒いコンクリートが流され歩きやすくはあるが、ただ濡れているときは滑りやすい。
コンクリート道はすぐ傾斜を増してくる。
右手に、コンクリートの堰を見て14〜5メートル、
スギ林に入る
と傾斜は少しゆるむ。
しかし、決してゆるやかではなく最初から息が乱れる。
スギ林の中は、日が届かず薄暗いがよく枝打ちされ、整然と立ち並ぶ様は見るだけで気持ちいい。
3〜4分も登ると天井が開け、目前が明るくなり平坦な道に変わる。
距離は短いが、この平坦な道で息は整う。
途中
右手に標柱
が立てられ「:山頂へー嬉野温泉へ」と書かれ、その支柱の上部には、「参」と番号が付けられている。
「壱」番標柱は狭い車道沿いに、「弐」番標柱は駐車場入口右手に立ててある。
道は、標柱から2分ほど行くと、左手へカーブし登っていく。
右手には、
見事なお茶畑
が絵でも見るように等間隔で弧を描き広がっている。
道に流されているコンクリートは、この茶畑の作業のためなのか、 お茶は、嬉野温泉と共に嬉野茶として知られ、全国有数の産地でもある。
1440年頃、唐の国から伝わったもので、 この地で陶器を作り、茶樹を栽培し自家用にしたのが始まりだとされている。
途中左手へ鋭角にカーブし急坂を登る。
その右手には、大きなもみじの木が幹を立て葉を茂らせている。
すぐ急坂を右手へ鋭角にカーブすると、傾斜はゆるみゆるやかに登っていく。
コンクリート道を1〜2分も登って行くと、道は左手へカーブする。
その正面には、「四」番標柱が立てられ赤い文字で同文が書かれている。
さらに、右手へカーブしほぼ平坦な道を行く。
少し行くと、左手林の切れ目から日から差し込んでくるが、すぐ林に入り薄暗くなる。
道は、ゆるやかな傾斜を右手へカーブし、左手から伸ばす
幹をくぐる
と、すぐ正面にお堂が見えてくる。