県境の尾根を行く・脊振山 [ 1054.8m ]
展望台 → 気象レーダー観測所(約15分) [ この区間の地図 ]
ササの中を右手にカーブするとすぐ専用道に出会う。
専用道までは1分とかからない。
専用道を、左手へゆるやかな傾斜を1分も下っていくと、左手南斜面が開け遠望が利き実に気持ちいい。
道の沿線には「ツゲの木」が、永い年月風雪に耐え形づくられた幹や枝に逞しさが伝わってくる。
さらに右手西の方へカーブすると、前方には
気象レーダー観測所の白いドーム
が見えてくる。
すぐ鋭角に左へ、さらに右手へアピンのようなカーブを下っていく。
右手角には、184番の標柱が立てられ「脊振山 1.0km 北山:17.5km」と案内されている。
さらに専用道路をのんびりと下っていく。
下りが続くと帰路の登りを心配するが、心配するほどでもない。
展望台から10分足らず下ると鞍部に着く。
ここは矢筈峠で登山道が左右に分岐しており、左へ下れば田中の集落へ、右に下れば、福岡方面からの登山口となる板屋へ通じている。
ここには
標柱
が立てられ、「背振山:1.1km 椎原峠:2.9km 田中:3.5km」と書かれている。
鞍部からすこし登ると道は左へカーブし、さらに右へ左へ小さくカーブしていく。
その右手には183番の標柱が立てられ「脊振山:1.5km 北山:17.0km」と書かれている。
左手、樹間に展望台を見てさらに右へカーブし登っていく。
両脇には、自然林が密生しているが大木は見当たらない。
専用道を左右に蛇行しながら6〜7分も登ると正面に白いドームが見えてくる。
少し行くと、左手には先が赤く塗られた白い小さな立て札が立てられ、ここは椎原峠への分岐になっており、左手へ登山道が伸びている。
ここには標柱も立てられている。
椎原峠へ足を向ける前に、直進して観測所へ行くこととする。
観測所は、2分足らずで着く。
観測所に着き、階段を登ると素晴らしい展望が得られる。
椎原峠へ陵線を辿る道も尾根筋に確認できる。
その線を辿ると、峰々の向こうに金山が大きな山容を見せてくれる。
北側へ振り返ると、福岡市街地の背後に博多湾、そして玄海の海原が果てしなく広がっている。
展望を楽しんだら、分岐へ引き返す。