修験の山・多良岳 [ 996m ]
多良川水源 → 分岐(約10分)
石段を登りきると、右手正面に道路標識のような案内板が立てられている。
この案内板は、多良岳と中山キャンプ場を矢印で案内している。 さらに「多良川源泉」とも書かれている。
また、白い標柱も立てられ「多良川水源地」「多良岳頂上迄670m」と案内され、
倒れた標柱
には「多良側水源地頂上迄 30分」と書かれている。
右手へ数メートル岩の上を行くと、水源らしく滴り落ちるわずかな水の流れを見ることができる。
ここで一息つくといい。 左手には、
コンクリート板のベンチが2脚
用意されている。
水源地を右手に見て、石の多い道を右手へカーブし石段をゆるやかに登っていく。
石段は、すぐに左手へカーブしていく。
左手には「炭焼釜の跡」と書かれた
白い説明板
が地に落ちているが、石積みは乱れ形をとどめていない。
ベンチから2分も行くと、右手の幹に例の赤い矢印の案内板が付けられ「多良岳:0.8km 中山キャンプ場:1.5km」と案内されている。
ここを少し登ると、正面に金色に輝くような表皮を持つ「ヒメシャラ」の木に目を引かれる。
このコースでは、初めて目にする。
山田市にある大法白馬山に登ると、この木に「バクチノキ」と名付けてある。
所謂、バクチに負けて丸裸にされた状態を指し名付けられている。 この木は、夏にツバキに似た白い花を咲かせることから夏ツバキともいう。
この木の手前から、右手へカーブしコケに覆われた岩を見て、さらに左手へカーブし石段を登っていく。
左手には、四角い岩が数本の木を背負っている。
その手前にも、炭焼釜跡のような石積みが見られる。
ここから、1分足らず登って行くと夫婦坂に着く。
正面右手に傾いた
白い標柱
が立てられて、「夫婦坂 多良岳頂上迄540m」と書かれている
「夫婦坂 右左仲良く頂上迄20分」と書かれた標柱
も立てられている。
ここはY字形の三叉路になっており左手は、岩道で歩きづらい。
ここを右手にカーブし、石段を登っていく。
すぐ右手には、
矢印の案内板
が幹につけられ「多良岳 0.7km 中山キャンプ場 1.6km」と案内されている。
さらに左手へカーブして登って行くと、左手数メートル先の薄暗いところに、大きな岩が2個コケむし、これが、夫婦岩と呼ばれている。道は、この岩を過ぎたところで一緒になる。
石段は左右に蛇行し登っていく。
石段沿いには所々にケルンが造られている。
ただケルンかどうか分からないが、紙人形を見るように四角い石の上に頭になる小石が載せてある。
石段の道は、すぐ左手へカーブし登っていく。
少し登り、道はまた左手へカーブして行くと、道は少し狭くなり石段は途切れる。
右手に、コケむした石積みを見て右折し、さらに狭い石段を登ると広場に出る。