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佐賀県の山

ぐるっと周回コースがいい・多良岳2 [ 986m ]

多良岳山頂〜前岳(20分) [ この区間の地図 この区間の高低図 ]

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体を休めたら、石殿の右手東側から右手に「多良岳県自然環境保全地域」の大きな説明板を、左手には7番のレスキュウポイントを見てその間を行く。
すぐ右手に、行く手を「坐禅岩・鬼の岩屋、前岳(982・7)へ」と書かれた 文字板 を見る。
道はいきなり下りだし、傾斜は大きく右手には2重のトラロープが張られている。
大きな傾斜は滑りやすく、ロープをしっかり持ち用心して下っていく。
急坂を2分ほど下ると傾斜はゆるみ、右手へカーブして行く。
すぐ、苔むした岩に根を巻く木を見て、左手へその岩に沿ってほぼ平らな道を行く。
岩は、尾根筋に屏風のように岩壁を造っている。
10mほどあろうか、その屏風岩の切れ目辺りで、岩の段差を降り狭い尾根筋の左手を行く。
踏み跡は狭く、道沿いには奇岩も多く、大きな変化に気は踊ってくる。
それらの奇岩に触れて行くと歩きやすくなる。
しかし、すぐ岩場になりロープを手に下っていく。
そして狭い踏み跡を辿って行くと、左手へ大きな傾斜を下りだす。
少し下ると傾斜はゆるみ、落ち葉の道になる。
さらに、正面に岩壁のような稜線上の岩を見て右手へ巻くと、右手に展望が開けてくる。
少し傾いた岩に立つと、正面に諫早湾を仕切る潮受堤防を眼下に収めることができる。
右手には、数本の鉄塔を立てた五ヶ原岳も一望できる。
さらに直進し尾根の左手へ大きな傾斜を下って行く。
道筋には苔むした岩が多い。
岩をよけていくと落ち葉の道になる。
しかし、すぐ岩場になる。これを繰り返すように大きな変化を楽しみ、歩を上げ登って行く。
すぐ、落ち葉のやさしい感触に足は救われる。
さらに狭い急坂を登って行く。
右手には、両面を削った加工石を積み上げたような岩壁に目が行く。
そして、細長いハート形をした岩を踏み台に、根っこの段差を登り尾根筋へ急坂を登って行く。
登り切ると傾斜はゆるみ、尾根筋直下の左手を行く。
少し行くと、正面に 赤い矢印の案内板 に目が行く。
案内板は、直進を「前岳:0・5km」右手へ「一ノ宮・風配 中山キャンプ場(六地蔵・鬼の門)・水鏡)」と案内しており、右手へ分岐し急坂が伸びている。

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一息ついて、立ち上がるとカメラのバッテリー切れ、2個目のバッテリーをセットする。
普段、写真は山により異なるが600枚から1000枚を写すが、まだ500枚に達しないのにこの始末、できる限りフラッシュは使用しなかったが、9月の多良岳はバッテリー消費が激しい。
そして、バッテリーを気にしながら1枚の写真を撮って直進して登って行く。
稜線は岩が多く、岩の隙間に生を受け育った木がU字に変形している。
その原因は登山者の足だとすればわかりやすい。
用心し足を進め、目を挙げると折り重なる岩に足は止まってしまう。
幸い、根っこが登りを手助けしてくれる。
岩稜に育つ木々たちは、どこえともなく根を伸ばし、岩の隙間を伝って土まで到達するのに、どれほどのエネルギーを消耗したことか、さらに養分を吸い取って太くなった根っこを登山者に踏まれ、芽吹いた場所に運のなさを、嘆き悲しんでいるのではないか、そこまで思ったことはない。思えば踏みつけにはできなし、登るのに苦労する。
これまで、根っこに助けられたことは数えきれないが、木に感謝することもない。
人とはそういうものか、環境保全を訴えながら、税金を使って木を伐採し環境を操作して何を得ようとしているのか、と脳裏をかすんでも、目先の岩場に消えてしまう。
根っこに助けられ岩場をよじ登ると絶景に感嘆する。
南西に五ヶ原岳、右手に目を引くと真正面に多良岳、右手に笹岳そして経ヶ岳からたわらぎ山へ視界は広がる。
展望に足を休め、岩を降りさらに岩場を行くと、正面に行手をふさぐ岩が現れ、右手ハシゴを登って行く。
この岩上からも同じ展望が開け諫早湾を眼下に収めることができる。
そして、その岩場を降り数メートル先の岩に登り上るとこれまた絶景に飽なく眺望できる。
この岩が坐禅岩と呼ぶのかはっきりしない。
数メートル進み左手岩上からも経ヶ岳方向を望むことができる。
そして岩場を背に直進していく。
稜線上には板状の岩や、庭で眺めてみたいオブゼのような岩も多い。
少し行くとまた正面に巨大な岩が樹間に見え隠れしてくる。
その岩に近づき左手を通り、大きな傾斜を右手へ登って行く。
尾根筋に登ると傾斜なくなる。
ほぼ平らな道を右手へ向きを変え、右手に岩を見ると 前岳 に着く。

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