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分岐で一息つき、一ノ宮分岐とも呼ばれるこの分岐を右手へ鋭角に折れると、左手幹に
案内板
が掛けられ、行く手を「金泉寺」、後方を一の宮岳と記されている。
少し行くと左手はスギの植林地となる。
踏み跡はしっかりしており、踏みはずすことはない。
足元には何かの石柱を見ると、深くはないがミゾ状の様相をしてくる。
さらに石柱が立てられ、小石が載せてある。
登山者が子供心に乗せたのか、苔むした岩にも載せてある。
ゆるやかな傾斜を登って行くと、また石柱を見る。
そして、右手に向きを変えて緩やかに登ってくと、右手に大木を見る。
大木はジグザグの縦じま模様で珍しい表皮をしている。
右手斜面に目を挙げると、地面を覆い尽すように苔むした岩が多い。
路面には小石が多いが足に支障はきたさない。
少し行くと、石積みが孤を描くように造られている。
これも炭焼釜跡なのか、足元には赤く焼けたような小石が多い。
その窯跡の上部へ記録として意味はないが右手へ廻って行くと、釜部分は埋められ平地にされている。
さらに、窯跡の上部斜面にも石積が目に入る。
一息つき、植林地の縁を行くと、小さな石柱が目につく。
この石柱には「国土調査」と刻まれ、この山林も国土調査が完了しているのか、この小さな石柱は、この辺りで以後随所に立てられている。
足元に分厚く積もる落ち葉の道を少し行くと、右手に6本の幹を立てる大木を見る。
右手へ向きを変え傾いた幹をくぐって行くと傾斜を増してくる。
この大木から6〜7mも行くと左手へ分岐、これを右手にとり岩の多い急坂を登って行く。
少し登ると、さらに傾斜を増す。
落ち葉に覆われた踏み跡は薄く、テープや小さな石柱が大きな目印となる。
そして、正面におにぎりのような岩を見て左手へ登って行くと傾斜は小さくなってくる。
岩の多い道を少し行くと、正面に城郭に見る堅牢な門柱のような特異な岩が近づいてくる。
この岩には文字が刻まれているが読み取ることはできない。
これが、「鬼の岩屋」と呼ばれる岩なのか。
さらに落ち葉の道を行く。
足元には相変わらず露岩が多い。
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岩の多い道をゆるやかに登りゆるやかに下って行く。
左手岩に、
赤い矢印の案内板
が岩陰に立てられ、行手を「金泉寺・中山キャンプ場(水鏡)0・3km」後方を「一ノ宮・風配(鬼の門)」と案内している。
さらに、露岩をよけながらゆるやかに下って行くと、
白と緑に塗り分けられた鉄柱
が見えてくる。
鉄柱に近づき右手に目を向けると、巨大な岩壁の基部に石像が安置されている。
これが「六地蔵菩薩」と呼ばれている。
左手には
説明板
が立てられ、一読すればいい。
木柱も立てられ「地蔵菩薩立像六躯」と書かれている。
巨大な岩壁に圧倒されながら、今一度目を上げ六地蔵菩薩を後にする。
すぐ、狭い岩の隙間を通り、尾根筋にある十字路を目指しほぼ平らな道を行く。
少し行くとゆるやかに下りだし、右手へ向きを変えると傾斜は増してくる。
右手は巨大な城郭を思わすような岩壁が続く。
大きな傾斜を10mも下ると傾斜はゆるみほぼ平らになる。
真横に倒れた幹をくぐると、ゆるやかな傾斜で登りだす。
正面には巨大なスギが倒れ、道幅だけ切り抜かれている。
そしてゆるやかな傾斜を右手へカーブして行く。
右手は依然として岩壁が続く。
右手に根っこをむき出しにした木を見て、すぐ空洞のある傾いた木をくぐって行く。
さらに、枯れた倒木を見て右手へわずかな傾斜を登って行くと、傾斜はゆるみほぼ平らな落ち葉の道となる。
そして、右手へ向きを変えると、ゆるやかに下り次第に傾斜を増してくる。
しかし、少し下ると傾斜はゆるんでくる。
左手植林地は、檜が目立ってくる。
ほぼ平らな道を20m足らず行くと、また下りだす。
少し行くと左手に大木が太い幹を立て、すぐ先にもスギの大木が幹を立てている。
ほぼ平らな道を少し行くとゆるやかに下りだす。
もう次の目的地は遠くはない。そう思うと足早になる。
歩きやすい道を、はやる気持ちを抑えるように歩を重ねていくと、右手に青い案内板を見る。
そして緩やかに下って行くと、石燈篭が見え変則の十字路に着く。